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大学進学には、男女と地方の格差が大きすぎる・・・。

昨日は、日本の大学進学率は54.4%だ。
短大まで含めると64.1%が、
諸外国に比べるととんでもなく低いという話を書きました。

たまたまなんですが、
昨日の「47NEWS」に女子の大学進学
「東京7割」「鹿児島3割」これって公平?
という記事が載っていました。

日本の大学進学率は54.4%というのは、
男女の全ての数字なので、男女を分けると、
こんなにも、地域格差があるんですね。

地域格差

女子の場合、東京が74.1%で最も高く、次いで京都66.8%。
下位は低い方から鹿児島34.6%、大分35.8%。

男子の最上位は女子と同様、東京の74.8%。
最も低かったのは山口の39.0%。

詳しいことは、記事を読んでくださいね。

結局のところ、学費と下宿代が
重荷となっているということですね。

それと、特に地方の女子の親の問題も大きいところです。
男女の進学率ギャップが最も大きかった山梨では、
女子生徒の保護者から
『手元に置きたい』『地元で就職してほしい』
という声が多かったらしい。

地元中心

これは、個人的にも非常に感じます。
我が家は、大阪から子どもたちが小学校の時に、
転勤で広島に引っ越してきました。

今の世の中、転勤も当たり前だし、
子どもの望む大学の場所等何処でも良いわけで、
特に拘りはありませんでした。

ところが、広島の場合、
地方都市の中でも中四国の中心という土地柄、
県内に旧帝大の広島大学をはじめ、
なんと大学21校(国立2校.公立5校.私立14校)短大4校。
ここ最近、合併も相次ぎ、若干減りましたが、
これだけあります。このうち半分は、広島市内です。

私の知り合いの方でも、
広島市内の私立大学の出身の方が多いこと・・・。

これだけあるので大学の進学率は、
それほど悪くはありません。

ところが問題は、
『地元の大学に行って、地元で就職してほしい」
という親の考えが強いことにはビックリ。

我が家の3人の息子は、
全員関東へ就職しましたから
広島の知り合いからは「非難轟々」
(特に嫁さんの知り合いはほとんど・・・)

「子どもが離れて寂しくないの?」
「一人暮らしさせて不安じゃないの?」
「なんで地元の企業に就職させないの」

私から言わせれば、アホちゃうかです。

なんで、自分で考え行動できる年代になった子どもの将来を、
親が決めなければならないのか???

更に、驚くことに東京に行ったことのない人が多いこと。
いやいやデズニーランドくらい行ったことあるでしょうし、
仕事の出張で行くこともあるでしょうしと思ったら、
これがないという人が意外にも多い。

地元企業の高年齢の方ならわかるが、
若い人でも大阪・京都はあるけど東京はないという人が多い。

これが地方の、現実です。
地方のこういう考え方が、悪いとは言いませんが、
周りの視野の狭い考えを鵜呑みにすると、
伸びる子どもも伸びません。

いい子だから、かわいがるのではありません。
かわいがるから、いい子になるのです

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