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好奇心を育てる最強アイテムは東大生の約9割が読んでいた「図鑑」

子どもにとって図鑑が身近なものになる一番のメリットは、
勉強意欲や知的好奇心が自然と高まっていくことです。

テレビなどの映像と違い、
図鑑は何度でも読み解くことができるからこそ、
手元に置いておきたいもの。

東大生の約9割が読んでいた「図鑑」
高校、大学で伸びた子どもは、
幼い頃から図鑑を見ていた。
ということはよく知られていますよね。

☆3~4歳は特に効果大

特に3~4歳くらいまでに図鑑に触れると効果大。
植物や動物、乗り物、星空、恐竜など子どもが
興味を示すものをどんどん見せてください。

まだ、字が読めないので、
視覚から入り込む一番のチャンスです。

以前にも、写真を載せましたが、
30年前の我が家の子どもたちの図鑑は、
こんなにボロボロですが、孫たちが来た時に、やはり見ています。

☆図鑑のメリット

視覚や言語などの発達時期とも重なり、
「これは何だろう」
「何が書いてあるのかな」
と好奇心が膨らみます。

脳の発達にとって、知的好奇心こそが
最高の栄養だといわれています。

ただ、勘違いしてはいけないのは、
図鑑はお勉強のための参考書ではなく、
知的好奇心を広げていくワクワクする本であると
認識することが大切なことです。

100ページある図鑑で、1ページしか見なかったら、
親としては「もったいない」と思うかもしれませんが、

そこは頭を切り替えて、
1ページも見てくれたくらいの気持ちになりましょう。
手元に図鑑が無ければ、見る事すらしないわけですから、
素晴らしいことなのです。

いろいろ考えて図鑑を買ったというのに、
ちっとも見ようとしない……。
そんな場合も、子どもに無理やり押しつけるのはもってのほか。

大切なのは、親も一緒に図鑑を楽しむこと。
子どもの「これは何?」などの質問に答えることも大切です。

さらに、野山や博物館に出かけ「実物」にも触れさせましょう。
図鑑プラスなこととして、リアル体験によって、
子どもの脳は幅広く刺激されます。

図鑑で知ることは、学校の授業の先取りにもなります。
実は、ここが大切な事なんです。
「それ知ってる!」から始まる学習は、
その後の意欲や吸収の度合いに差が出てくるのです。

☆何かに熱中する子どもは伸びる

何かに夢中になると、
子どもは「もっと知りたい」と考えるようになります。

例えば、図鑑を見て恐竜に興味を持ったら、
ジュラ紀・白亜紀などの時代変遷、
地層や地理、さらにほ乳類、鳥類、植物……と、
次々に興味を広げていきます。
そして、「これを調べたい」「実物を見たい」と
好奇心も旺盛になり、本で調べたり、
博物館に行ったりと、行動範囲を広げていきます。

音楽やスポーツでも同じことです。将来への夢も膨らみ、コンサートやスポーツ観戦に出かけるように。熱中体験を通じて、子どもは努力の仕方や習得のコツを自然に学びます。

これこそが勉強です。
親が口うるさく言わなくても、
学校の勉強・受験勉強はもちろん、
将来の仕事にも役立つスキルを身に付けていきます。

☆幼児期の「なぜなぜ期」

幼児期の「なぜなぜ期」にも図鑑は有効。
「なぜ?」「どうして?」と聞かれたら、
図鑑で親子一緒に調べれば
コミュニケーションになるうえ、
こどもを正しく納得させることができます。

忙しくて手が離せないときにも
「図鑑で見つけて、お母さんにも教えてくれる?」
と子どもに自ら調べさせてもよいでしょう。

子どもと一緒に図鑑を読むときは、
子どもの年齢的には知らない言葉や
難しい内容だったとしても
「これはまだ難しいから今度ね」などと
制限して読む必要はありません。

「は虫類」や「両生類」などといった
なんとなく聞いていた単語も、
そのときは理解できていなくても、
その後の学習でいずれ生きてくる知識となるのです。
親が「まだ難しい、知らなくていい」と制限してしまうと、
子どもも敏感に反応し「このくらいでいいんだ」と
自分に制限をかけてしまうことになります。

☆親が図鑑を読む姿を見せる

これもいつも言っていることですが、子は親の鏡です。
子どもはいつも親を見ているもの。
親が習慣的に図鑑を読んでいたら、
子どももまねて自分で読んだり、
隣に座ってのぞき込んできたりするはずです。

ただし、親にも無理は禁物。

短時間でも真剣に、
楽しそうに読んでいる様子を持続的に見せるのがいいでしょう。
そして時には「ねえ見てみて、◯◯って書いてあるよ」と、
図鑑のページから親子の会話の糸口を
つかんでみるのもいいかもしれません。

21世紀こども百科のシリーズは今でもあるようです


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