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頭のいい子が育つ家庭に共通する"幼児期のある習慣"

こんな光景よく見ますよね

社会人になって、よくある場面ですが、

「頭の悪い人」「頭のいい人」の会話

上司A「やっといてね」
部下A「はい」(とりあえず返事)
⇒「はい」と言ったものの何かわからないので
  適当にやってしまいミスをする。

上司B「あれ、やっといてね」
部下B「あれってなんですか?」 
⇒どうせ上司は「あれはあれだよ、わかるだろう○○だよ」

上司は部下を出来ない奴だと見て、部
下は上司を傲慢な奴だと思いますよね。

上司C「○○の片付け、やっといてね」 
部下C「○○の片付けをやればよろしいですね」
とりあえず、会話になっています。

AやBは、会話になっていませんよね。

よくある光景ですよね。

「頭の悪い人」の会話には主語が無いのが特徴です。

上司D「昨日の○○社の催し物はどうだった?」
部下D「良かったですよ!」
ほとんど幼稚園並みの返答。

出来る人は

部下E「○○社はさすがですね。盛況でしたよ!ゲストの○○さんのトークもあり、たいへん勉強になりました」

この会話の差ってどこから生まれてくるのでしょうか?

社会人という大人の会話ですが、
実は、3歳までの過ごし方によって決まってしまうのです。

親が子に話しかける「量」

アメリカの研究者が、
7カ月から9カ月の赤ちゃんがいる
42の家庭に長期間に及ぶ
研究への協力を取り付けた結果です。

赤ちゃんが3歳になるまでの2年半、
毎月すべての家庭を訪れて親子の会話を
1時間録音し、一言一句を
文字に起こしていったそうです。

社会的・経済的状況に関わらず、
対象となったすべての家庭で子は愛されていた
最も顕著な差は、親が子に話しかける「量」だったのです。

調査期間中、
高SES家庭の親は1時間に平均して487語の発話をしたが、
低SES家庭は平均して176語と実に3倍の差です。

その結果は明らかに現れました。

子が3歳になった時点で、
高SES家庭の子は平均して1時間に310語の発話をしたが、
低SES家庭の子は約半分の168語に。

語彙力を測ると、前者の子は1116語、
後者はやはり約半分の525語であった。

さらに研究者は子どもが
小学3年生になった時点で追加の調査を行った。

すると3歳の時点での語彙力と、
小学3年生の時点での言語能力テストのスコアの間に
明確な相関が見られたそうです。

事実として、赤ちゃんが聞く言葉の量は
家庭によって1時間に300語もの差がある。

このデータから察すると、
3歳までに三千万語もの差が生じることになるのです。

赤ちゃんがまだ喋れない頃から、
脳が出来上がるまでに、
三千万語の言葉のシャワーの違いがあるということです。

1円もかからないすばらしい教育

高いお金を払う英才教育だけが
意味のある幼児教育ではないのです。

子どもと向き合い、たくさん話しかける。
これだけで子どもの将来にポジティブな影響を与えられます。

どんな家庭でも、誰にでもできる、
1円もかからないすばらしい教育なのです。

ただ、「言葉のシャワー」だけであれば、
テレビやYouTubeで良いと思われがちですが、
親が赤ちゃんに話しかける事が大事なのです。

親の「ため息」は子どもを悲しませるで書いた事です

非言語コミュニケーションが大事なのです。

保母さんや保育士でも同様の効果があるそうです。

大事なのは、赤ちゃんの耳に入る言葉の量ではなく、
生身の人間が赤ちゃんに向けて
話しかけられる言葉の量ということです。

これが、大人になっての
言語能力の差に繋がっているのでしょう。

確かな科学的根拠があり、
誰にでもお金をかけずに
実践できる教育法があるのだから、
それを用いない手はないと思います。

まずは子どもと一緒にいる時間に
テレビをみたり携帯をいじったりする時間を減らし、
子どもにたくさん話しかけることから始めてはどうでしょうか。

そして寝る前にベッドで何冊かの絵本を
一緒に読む習慣をつけてみましょう。

あなたのお子さんと一緒に心から楽しめる絵本に出会えたら、
きっとそれは何ものにも替えがたい財産になるとおもいます。


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