マガジンのカバー画像

小説

21
短編小説、ショートショートです。お仕事、恋愛、ミステリー要素強め。
運営しているクリエイター

#小説

【小説】令和サラリーマンのリスクゲーム

あらすじ八菱銀行の法人リテール・リスク統括部の黒川(女主人公)は、支店長と副支店長の不倫…

綾部まと
1か月前
12

【漫画原作】五菱銀行 怪奇事件 専門課「呪いの銃①」(創作大賞 中間選考を通過しま…

あらすじ銀行員の東金は、取引先の経理担当・水無瀬から「怪奇事件を解決すれば資金を運用し…

綾部まと
11か月前
21

【小説】夜の美術館

夜の美術館に取り残されたのは、どうやら私だけじゃかったらしい。 「お前、佐藤れな?」  声…

綾部まと
1年前
16

【漫画原作】Darker Banker 第二話

二話(水瀬視点)【広尾小学校 地下廊下 階段前】 「うわ!」  勢いよく振り返ると、 呆…

綾部まと
1年前
10

【漫画原作】Darker Banker 第一話

あらすじ銀行員の立花は取引先の区役所の職員から、小学校で起きている怪奇事件を解決するよ…

綾部まと
1年前
14

自殺をしてみた(おわりのはじまり1)

私は遺書をリビングの机に置いた。それに背を向けて、足早にベランダの縁まで歩いていき、はる…

綾部まと
2年前
8

密告の密告

私は理屈の上ではストーカーは良くないと考えていた。しかし、阿部凛から頼まれては断れない。凛は私を無視しなかった。いじめもしなかった。もちろん高1Aには他にも好意的な女子はいた。長いスカートと短い靴下を履き、規則と教師に従順な人種だ。彼女たちは明るく、成績も申し分なく、人を傷つけることはしない。ただ、彼女たちと過ごすことを選びたくなかった。他の子たちから同じ人種だと思われることが耐えられなかったのだ。 「だから、凛の病室にプリント届けに来るのなんて、なんてことないよ」「そう?

【小説】銃とチョコケーキ

最初の弾丸が胸に当たった瞬間。 私はトシ・ヨロイヅカのバースデーケーキのことを考えた。 …

綾部まと
1年前
14

【小説】テレビ塔の嘘

嘘は良くないと、理屈の上では分かっていた。 「A社の部品がテレビ塔で使われるみたいです」…

綾部まと
1年前
7

銀行強盗

あれは新人研修を終えて、銀行の初任店に配属された朝。俺は行員専通用口に立ち、呟いた。 「…

綾部まと
1年前
4