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存在を承認する

長期化しているコロナ禍。仕事や学校など、これまでのあたり前の日常生活はすでにカタチを変えておりますが、やはり制限が多く思い通りにならないことにストレスを溜めたり、ちょっとしたことにイライラしたり。人との関わりを避けることが社会で推奨される状況もありますが、そんな時だからこそ、あえてあたり前と思うことに感謝できたり、大事にしたいものに言葉を届けていきたいですね。特にオススメしたい承認の中でも「存在を承認する」について綴ってまいります。

誰しも持っている認められたい、承認されたいという欲求


例えば、出勤して同僚や上司にあい「おはようございます」と声をかけて、相手から何も返答がなかったらあなたはどう思いますか?

「あれっ無視された?」という違和感や
「何考えてんのあの人?」とイラッとしたり
「私のこと嫌いなの?」と落ち込んだり

他にも、ミーティングの場面で上司がみんなに視線を投げかけながら話をしているけれど、なぜか自分とは一度も視線が合わなかったら、あなたはどう思いますか?

これも上記に近い回答となるでしょうか。こちらの投げかけに反応がなかったり、目があわない、これだけで人は不安になったり不審に思ったり。つまりは承認欲求、その中でも「存在承認」が満たされなかったと感じてしまうものなんですよね。

承認については、以下の記事から。

挨拶も返さない、目も合わせない人とはこっちから積極的には付き合わないという選択も有りですが、そういう雰囲気が重なることで職場や家庭、コミュニティ内の雰囲気が悪くなることを加速させるものです。

特に職場であれば、同じチームとして互いに承認しあうという関係性を持つことは重要だと思います。

存在承認の具体例


承認には「存在承認」「行動承認「結果承認」の3つがありますが、中でもとても基本的で誰でもできるあたり前ともいうべき「存在承認」が実は一番パワフルだなあと感じます。

あたり前のことを、あたり前に。相手に届ける。

これが実は一番難しかったり。しかも関係性が近しいほどに「これくらい言わなくてもわかっているだろう」という甘えが介在してくるな〜と。

存在承認の具体例としては

あいさつをする。名前を呼ぶ。声をかける。興味・関心を伝える。
感謝する。気づかう。ねぎらう。励ます。任せる。 *承認カードより抜粋

特にあいさつをしたり、名前を呼んだり、感謝したり。

普段何気なくやっている人には、こんなこと?とさえ思うものばかりですが、関係性によって(パートナー、部下、同僚、親友、こどもなど)自己チェックしてみると以外にできていないなあ、という方も多いです。

そして大事なことは「声に出して相手に届ける」ということ。

心でどんなに思っていても残念ながら届きませんし、文字で伝えているから大丈夫、と思うなかれ。声にして届けるのとでは響き方が大きく違います。存在承認されることで、相手を安心させたり、勇気づけたり、エネルギーを与えたりすることができるものです。

存在承認を体験した方の声


企業研修などでもリクエストが多い「承認研修」。このコロナ禍でもエッセンシャルワーカーとして日々頑張っている保育士さんを対象に宣言が解除された合間に対策バッチリで実施しました。

日常の保育だけでなく、今まで以上の健康管理や衛生対策が加わり、こども達も保護者もストレスを抱えていたり。そんな中だからこそ、保育士同士がお互いを気遣いあう言葉を掛け合う状況をつくってもらえたら、と。

研修後の振り返りシートの「やろうと思ったことは?」の問に

❏自分も認め相手も認め、共に成長していきたいです。
❏ただ「すごい!」と褒めるのではなく、相手が普段からコツコツやっていることをありのままの姿を伝え、自分が感じている率直な気持ちを伝えるに挑戦します!!
❏内容が深くてまだ難しい部分ありますが、絶対に身につけたい力
❏ありがとう。言葉だけでなくさりげない相手の気遣いや行動。存在などを言葉で伝えるように意識したい
❏神事育成に意識がむいていたので、全職員への承認する、感謝する、ありがとうの気持ちを言葉にして伝えていこうと思った。

と勤務終えて、疲れがどどっと出ている時間帯の研修にも関わらず、終えた後の何かに包まれたような温かな表情や優しい視線、喜びの声が尽きぬ時間となりました。日常的な身近な人からの存在承認が為せるパワーだなあと改めて感じるものです。

ぜひ身近なところから存在承認を。
承認の研修の依頼についてはこちらから。

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