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七十二候の【魚上氷】に入ります。

「うおこおりをいづる」と読みます。二十四節気「立春」の末候で、1年を72に分ける七十二候の3番目になります。2月18日まで。

水ぬるむ季節になりました。割れた氷の間から、魚が飛び跳ねる時期という意味です。

薄氷(うすらひ)の
 泉の底に
  魚の影
春の日あびて
 泳ぎすばやく

薄氷は春先になって、ごく薄い氷が張ること。「うすごおり」「春の氷」ともいいます。

春氷
 魚飛び跳ねて
  砕け散る

Uo koori o izuru 魚上氷 Fish emerge from the ice.〔emerg;現れる〕
February 14-18

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【ともに生きる畑物語】
このところ雪が降ったり、寒い日が続いていました。すこし春めいた日に畑へ。タマネギにそろそろ追肥をしたいので。一つの畝(うね)に極早生、中手、晩生(おくて)と150個づつ作っています。黒マルチを張ってあるので、いごこちがいいのか草も全体の五分の一ほどに強く茂っています。

春まぢか
 タマネギの苗
  草のなか
伸びむとするを
 手助けせむと

取った草は、そのまま畝と畝の間に。自然に枯れます。

世話終えて
 タマネギの苗
  日向ぼこ

ここでいう草は、雑草ですが「世の中に雑草という名の草はない」と、かつて昭和天皇がおっしゃたと聞いています。(植物学者の牧野富太郎博士の言葉の引用から)。
これから夏にかけて、その草が猛烈に茂ってきます。それを刈って畑の隅に積んで米ぬかを振ります。そのまま自然にたい肥に。また、それを畑へ。循環農法というのか、自然農法というのか、そんなカッコをつけずに、これからはすべてと「ともに生きる畑物語」を時どき投稿しますので、よろしくお願いします。

琵琶湖のほとりの草庵にて
時を生きる旅人
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#俳句 #短歌 #地球暦 #ローカル七十二候マラソン

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