七十二候の【竹笋生】に入ります。
「竹笋生」は「たけのこしょうず」と読みます。二十四節気「立夏」七十二候の末候で、第二十一候です。5月20日まで。
立夏 Rikka (Beginning of summer) May 5-20
竹笋生 Takenoko shōzu “ Bamboo shoots sprout”
May15-20
筍(たけのこ)が出てくるころです。「笋」は筍の別字体で「竹笋(ちくじゅん)」も筍のことです。筍は古くから「たかんな」と呼ばれ食用とされてきました。一晩に一節伸びるともいわれます。「筍の親優(まさ)り」ということわざもあります。
たかんなや万緑のなか伸びる天
筍という字は「竹」かんむりに「旬」と書きます。時期を逃すと、もう食べられません。掘り起こしたら、すぐに味が落ちてきます。まさに旬が命です。
「筍梅雨(たけのこづゆ)」は、陰暦の四月から五月に吹く東南の風のこと。雨を多くともない、この時期に降りつづく長雨をさすようにも。伊勢・伊豆などの船頭の言葉です。
気象庁の発表で、きのう九州北部、四国、中国が例年より三週間も早く梅雨入りしました。近畿地方も、もうすぐでしょう。
写真は、けさの庭の鈴蘭です。雨のやんだ直後に。
あなたが幸せでありますように 琵琶湖のほとりの草庵にて
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