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七十二候の【桜始開】に入ります。

「さくらはじめてひらく」と読みます。桜が咲く季節になりました。
二十四節気「春分」の次侯で、七十二節気の11番目です。3月30日まで。

ささやかな
 暮らしは花の
  楽茶碗

桜の絵の入った女流作家のお茶碗で、お薄をいただきたくなりました。
お菓子は、桜餅がいいですね。
ところで、上の句にはある言葉が隠されています。みつけてください。

ささやかな
 くらしは花の
  らく茶碗

一日は〔朝桜〕からはじまり、〔夕桜〕〔夜桜〕〔桜月夜〕と桜づくしで
楽しめます。

Sakura hajimete saku 櫻始開 “First cherry blossoms” March 26-30

桜のついた言葉はたくさんあります。〔桜山〕や〔桜の園〕の世話は〔桜守〕の仕事です。〔桜人〕は〔桜衣〕を着て〔桜狩〕や〔花見〕へ。でも〔花盗人(はなぬすびと)〕はいけません。

〔桜雨〕に散って〔桜流し〕に。〔桜嵐〕のあと〔花吹雪〕へ。〔飛花落葉
(ひからくよう)〕して〔花筏(はないかだ)〕は、流されて帰ってきません。

桜は飲んだり食べたりも。〔桜酒〕の肴に〔桜鯛〕を。さいごはお茶漬けに
〔桜漬〕で口なおしをしましょう。

花の雨
 開いたときに
  降りかかる
花びら重く
 しずく流るる

季語で「花」は桜のこと。「花の雨」とは桜のころに降る雨です。または
桜の花に降りかかる雨をいいます。いまも降っていますが、この長雨は
「菜種梅雨(なたねづゆ)」です。

桜の満開情報(25日17時、日本気象協会発表)によると東京が3月22日、京都と
高知が24日でした。ほかの地区も、きょうから2~3日の内に満開です。この
降っている雨がやむと、満開の日本列島になります。

あなたが幸せでありますように 
琵琶湖を望む草庵にて
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#ローカル七十二候マラソン

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