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恐るるは八十八夜の別れ霜

七十二候の【霜止出苗】に入ります。

「しもやみてなえいずる」と読みます。七十二候の17番目で、二十四節気「穀雨」の次候です。霜も降らなくなり、稲の苗が生長するころ。4月29日まで。

霜止出苗「Shimo yamite nae izuru」 
“Last frost, rice seedlings grow.”
〔fros;霜 seedling;苗 grow;発芽する〕 April 25-29

各地の遅霜の平均の時期です。(理科年表から) 鹿児島3/01 京都4/06 東京2/20 仙台4/09 札幌4/24
霜は農作物にとって大敵です。この時期になるとひと安心です。でも、「八十八夜の忘れ霜」といって、立春から八十八日目の5月2日ごろ最後の霜が降ることがあるといいます。ゆだんはできません。

遅い霜の季語はいくつかあります。「霜の別れ」「霜の名残り」「晩霜(ばんそう)」「終霜(しゅうそう)」「霜の果(はて)」「霜害(そうがい)」など。霜が終わると、田畑が活気づきます。

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春をしむ藤をもとめて四社めぐり
 日ざしも静か鎮守の森へ

滋賀・びわ湖 観光情報で、「藤にまつわるお宮さん~四社御朱印巡り~」という企画をみつけました。
~草津市 にある藤に縁の深い「立木(たちき)神社」「三大(さんだい)神社」「志那(しな)神社」「惣社(そうじゃ)神社」をピックアップした「四社御朱印巡り」が行われています。藤を楽しみながら御朱印巡りはいかがでしょうか~
宣伝文句に引かれて出かけました。手作りの御朱印帳をもって。
春を見送り、夏を迎えるような小さな旅でした。

あなたが幸せでありますように 
琵琶湖を望む草庵にて
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