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七十二候の【黄鶯睍睆(うぐいすなく)】に入ります。

二十四節気「立春」の次候で、一年を72に分ける七十二候の2番目です。
2月13日まで。

「黄鶯」とは、高麗鶯のこと。中国や朝鮮半島でよく見られます。七十二候
は中国から伝わり、日本の気候にあわせて改訂されていくうちに黄鶯が鶯に。「睍睆(けんかん)」は、鳴き声の美しいようすをあらわす漢語です。

鶯は北海道から九州まで広く分布し、鳴く時期は沖縄や九州では例年2月
ごろから、西日本から東日本では3月、北日本では4月~5月に聞かれます。秋から冬はチャッチャッと鳴きますが、春になるとホーホケキョと鳴くようになり、巣作りを始めます。鶯(ウグイス)が鳴くのは、春になって繁殖の準備を始めるためです。

梅一輪
 ま近かに初音
  法法華経

二月ごろの第一声を「初音はつね)」といいます。昔から、人びとはこの囀
(さえずり)を待ち望んでいました。

Kōō kenkan su 黄鶯睍睆 Bush warblers start singingin the mountains.
〔singing;歌うこと mountain;山〕 February 9-13

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立春そうそうの2月6日のことでした。

友きたる
 佐渡の島から
  滋賀の地へ
光あふるる
 春のはじまり

目的は、二人の共通の友だちが「Gallery72」を開いたお祝いでした。そこは、JR大津駅から徒歩10分ほどの関蝉丸神社下社(しもしゃ)の一角でした。
透明なエネルギーの満ちた絵を鑑賞しました。近くに関蝉丸神社上社がある
と聞き行ってみました。

関蝉丸神社は、蝉丸を祀(まつ)っています。蝉丸は盲目の僧で琵琶の名手だったといわれています。百人一首の歌から。
  これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関
(これがまあ、東国へ行く人も都へ帰る人もここで別れ、知っている人も知らない人も巡り会うという、逢坂の関なのか)

「逢坂の関」は、山城国(京都府)と近江国(滋賀県)の境で、平安時代から江戸時代まで関所がありました。

逢坂の
 関蝉丸の
  下社から
上社へ向かふ
 坂の厳しさ

友だちから遅れがちになり、足を鍛えた方がいいとアドバイスをもらいました。歩数は14,723歩でした。もう春です。ウォーキングや体づくりをはじめよう。

琵琶湖のほとりの草庵にて
時を生きる旅人
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