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イングランド代表の攻撃的なディフェンスを読み解く/ラグビーワールドカップ

ラグビーワールドカップのfacebookファンページでは、2019年10月28日11:20に以下のようなMovieの投稿がありました。

イングランド代表の勝利の要因となったのが、この攻撃的なディフェンス。ボールを持たずして、ディフェンスでどんどん前に出ます💯👏
ニュージーランド代表は、これは攻めきれないと判断したのか、たまらずキックに切り替えました。

#RWC2019 #ENGvNZL #RWC横浜 #WebbEllisCup

ワールドカップ3連覇中だったニュージーランド代表に準決勝で、19対7で勝利したイングランド代表のアクティブディフェンスの有効性を、物理における「仕事(W)と運動エネルギー(K)」から考えると、分かりやすいと言えます。

運動エネルギー:K=(1/2)mv^2 (※1)
仕事:W=K(運動前)-K’(運動後)= ΔK (※2)

一般的なディフェンスにおけるエネルギーを「D」とした場合
アクティブディフェンスのエネルギーは「D+ΔK」
となります。

更に、一般的な攻撃におけるエネルギーを「A」とした場合
アクティブディフェンスによる仕事によって「A-ΔK」
にする事が可能となります。

攻撃が優勢の際は、
「A+ΔK」 vs 「D-ΔK」となって前進していきますが

映像のようにアクティブディフェンスを行なった際は
「A-ΔK」 vs 「D+ΔK」となり

例え、「A≒D」であったとしても、「D+ΔK」が優勢になります。



<参考資料>
※1.受験のミカタより

画像2

※2.トライイットより

画像2

更に、詳しく知りたい方は、家庭教師のトライ先生に聞いてください。



中山兮智是(なかやま・ともゆき) / nakayanさん
JDMRI 日本経営デザイン研究所CEO兼MBAデザイナー
1978年東京都生まれ。建築設計事務所にてデザインの基礎を学んだ後、05年からフリーランスデザイナーとして活動。大学には行かず16年大学院にてMBA取得。これまでに100社以上での実務経験を持つ。
お問合せ先 : nakayama@jdmri.jp

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