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短歌。詩。読書日記。

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短歌創作。好きな詩人や歌人、読んだ本のことなど。
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2022年2月の記事一覧

抱き締めて背中トントンしてくれて氷流れた雪解けの日

抱き締めて背中トントンしてくれて氷流れた雪解けの日

何も言わずに、何も聞かずに(半分寝てるだけ笑)子どもをあやすように抱き締められた時、泣きそうになった。

温かいものが身体を巡っていった。

泣いてると気づかれたくなくて
寝たフリをした。

一緒に寝ていた夫は
ただ無意識に私を抱き寄せて背中を叩いただけ(寝てるからね)
たぶん私が寝れずにいるのを感じたんだろう。

私は驚いたけど
子どもになれたようで
嬉しくて安心して、泣いた。

子どもになれて

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うずくまる私に優しい子守唄寄り添う猫の鼻息愛(いと)し

うずくまる私に優しい子守唄寄り添う猫の鼻息愛(いと)し

あの子の鼻息ピーピー、プープー、そしてシットリとした暖かい身体が私を癒してくれたっけ。ピッタリと私の首に添い笑(ちょっと苦しい)トク、トク、と心臓の音を感じられて、、、、

泣いていたのにいつの間にか眠っちゃうんだ。あの温もりは最高級の癒しだったなぁ。

猫も、必ず気づく。
今日はなんかおかしいぞ、と。不安なのか余計、くっついてくるんだよね。

私は安心を与えなければいけない立場なのに
いつも猫か

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北原白秋の短歌。

北原白秋の短歌。

北原白秋。ビッグネーム過ぎて今まで読んでいなかったのですが(教科書も覚えていない)

古本屋で見つけた詩集。読んでみるかと軽い気持ちで購入してみました。

パラパラとページをめくりながら、読む、、、、

え、めっちゃ素敵やん!
とっても多才。子どもから大人まで楽しめる歌詞や詩がたくさん!

なかでも短歌は素敵です、、、、

な、なんて美しいの!?

いや、ドロドロの恋愛事情だったようですが(^^;

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シルヴィア・プラスの詩。

シルヴィア・プラスの詩。

日にちが経ってしまいましたが、2月11日は、私が一番好きな詩人、シルヴィア・プラスの命日でした。

こんなにも寒い日に一人でいってしまった貴女の言葉の数々は、今もキラキラと、痛々しく鋭利に輝いています。

彼女の詩集は新刊では販売されていないので、コツコツと古本で集めました。

中身は被っていますが(笑)訳者が違うのでまたその解釈も面白いのです。

小説も、絵本も、、、、
彼女の繊細な心が伝わりま

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