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トライアンドエラー

探究の授業をしていて、すごく感じたのが、生徒たちがトライをしないことでした。

期限ぎりぎりまで、計画や準備のために時間を使ってしまう。
一度やってみて、その成果があったか検証して、さらに良いものを生み出すべきなのに、

たった一度にすべてを賭けようとして、時間切れでトライをできずに終わってしまう。
「とりあえず一度やってみよう」と声をかけてみても、理想的な状態にたどり着くまで実行に移せない。また自分も、より理想的な状態になるよう、ついついアドバイスをしてしまう。

その辺りにすごくもどかしさを感じながらも、
自分もすごく慎重に物事をすすめるタイプで、
「とりあえずやってみよう」ができません。失敗が怖くてたまらなくて、トライできずに終わってしまうことが多々ある人生でした。


そんな自分を変えたくて、自分に素直に行動しようと思い、わりと行動に移すことができました。
ただ、今までそんな生き方をしてきたわけではないから、やはりうまくいかないと落ち込みが激しいです。簡単には立ち直れないほどダメージがでかいです。


テストの点数が悪くて落ち込んでいる子どもに、「点数は気にしなくていいから、次ちゃんとできるように復習しなさい」と言う。
でも、よく考えたら、結果とか評価を気にして苦しんでいるのは何よりも自分かもしれない。

今までほとんどトライアンドエラーをしてこなかった大人が、子どもたちに、トライアンドエラーを勧めなければならない。
大人にとっても、子どもたちにとっても酷だなと思います。


私は今年、自分の人生について悩み苦しみました。トライしたことの全てがエラーに終わった感じです。おそらく人生で5番目の苦しみです。



1番目は、社会科から外れた2年目。
2番目は、社会科から外れた1年目。
3番目は、浪人時代。
4番目は、大学4年。

こんなに苦しくても1番ではないんだなと、思います。最終的には、周りの人たちが助けてくれる。

これは今年も、社会科から外れた2年間も同じでした。普段見て見ぬ振りふりだと思っていた周りの人たちが、最後には全力で助けてくれました。
最近、あの時の同僚の先生に会った時に、実はすごく心配していたんだと言ってくれました。



守ることはできないと厳しく言っていた上司も、全力で守ってくれる姿を目の当たりにしました。

だから、私も助けてもらった分、困っている人や悩んでいる人がいたら、助けなければいけない。
もちろん相手が助けを必要としているか、相手の気持ちを考えることは大切です。自分の些細な行動の1つが、相手が再び立ち上がるための何かの糧になればいいと思っていますし、ならなくてもいいと思うようになりました。




自分なんかに他人を助けることはできないと悩んでいました。それでも、小さなことでもいいから、何か行動することが大切です。


そして、うまく行かない時は周りの人たちが助けてくれる。何をやっても良いというわけではないけど、自分に自信をもって、周りの人たちを信じて頑張ることが大事だと分かりました。


そんな感じに、最終的には結論がまとまりました。

苦しみ、悩んだ2023年。


様々なことに来年リベンジして、幸せを掴みたいと思います。

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