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読書記録

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読んだ本の感想を書いています。記録とかメモです。
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#読書記録

『AI倫理 人工知能は「責任」をとれるのか』の感想

最近はやりのAIはいずれ人類の知能を超え、人類を支配してしまうという都市伝説などがあります…

『カフカはなぜ自殺しなかったのか?』の感想

カフカの作品で、私が読んだことがあるのは『変身』だけでした。 作品はおろか、カフカ自身に…

『女と仕事』の感想

女性が一人で生きていくには、いつの時代も厳しいものです。 そこで参考になればと思い、本書…

『満月珈琲店の星詠み』の感想

はじめは、まるで関係のない登場人物が抱える悩みを満月珈琲店で飲食し、星読みの知識を得るこ…

『シンプルだから、贅沢』の感想

読み始めてからしばらくは、参考に出来るかな?と考えながら読んでいました。 お金がかかるこ…

『階層樹海』の感想

椎名誠さん著作の『階層樹海』は、完全にファンタジーの世界かと思きや、SFで、昨今の災害に対…

『孤独な夜のココア』の感想

『孤独な夜のココア』は田辺聖子さんの著作です。 12話の短編は、どれもすぐに読めるのに何か心に引っかかるようなお話が多かったです。 1話目の『春つげ鳥』では、既婚者の男性と付き合う女性が主人公です。 なんでも買ってもらって、家まで買ってもらって、家具も全部好きなものを選ばせてもらえて、時代の違いにカルチャーショックを受けてしまいました。 お付き合いしてる内にこんなにいろんなもの買ってもらえるとか。 しかも既婚者の男性っていう説明がさらっと出てきて、「えっ」って言っち

『民法4債権総論』の感想文

先日読みました『民法Ⅳ 債権各論』の総論バージョンです。 各論は、売買とはこういう定義で…

『言語と行為』の感想

『言語と行為』は、イギリスの哲学者であり言語行為論を作ったJ・L・オースティンです。 以前…

『民法Ⅳ 債権各論』の感想文

行政書士試験でたくさん勉強しました債権各論。 平成29年に大改正が行われ、当時勉強したとき…

『愛についてのデッサン』の感想

古本屋さんのイラストが素敵な装丁に惹かれて、図書館でお借りしました。 『愛についてのデッ…

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『予防・解決 職場のパワハラ セクハラ メンタルヘルス』の感想

一応、個人事業主のため、いずれは従業員の方の力をお借りすることがあるかもしれないので、そ…

『民事訴訟法』の感想

大学で民事訴訟法のゼミを取らせていただいたので、復習がてら懐かしの有斐閣『民事訴訟法』を…

『つねならぬ話』の感想

星新一さんの『つねならぬ話』は、以前も読んだことのある本ですが、まったく覚えてなかったので、また読んでみました。 どのお話も不思議であり得ないことが起こるのですが、何か本当にあったんじゃないかというような気持ちになるから、面白いです。 いろいろなお話の中でも、ささやかれた物語の『竹』が印象に残りました。 『竹』では、新しく領主になった男が前の領主の息子を見張りやすく、逃げにくい場所に監禁するよう命じますが、その場所の周りに竹が生え始めます。 竹はどんどん増えていき、竹