『言語と行為』の感想
『言語と行為』は、イギリスの哲学者であり言語行為論を作ったJ・L・オースティンです。
以前読みました『オックスフォード哲学者奇行』にも登場した偉大な哲学者です。
すごく難しかったです。
半分も理解できなかった気がします。めっちゃ悔しい。
その中でまだ理解できたかもという部分が次のような内容でした。
「結婚する」という文章で書いたとして、
実結婚届を役所に提出することなのか、そもそもちゃんと結婚する意志を持っているのかなど「結婚する」という動詞の中には、さまざまな行動や意思がなければならないというのです。
「AとBは結婚する。」と書いたところで、それは本当に「結婚する」なのか。
例えば、Aの真意が「結婚しない」というのであれば、「AとBは結婚する。」は嘘になります。
小説ならそういうことは往々にしてあり得る話ですし、だからこそ面白いのですが、学問としての言葉であればしっかりしたものでなければなりません。
めんどくさいwww
めんどくさいって思ったら、哲学なんてできないですね。
めんどくさいって思った瞬間から、文章がなかなか頭に入ってこなくなりました。
しかもめっちゃ眠くなる。
『言語と行為』は文庫本で、ページ数も300ページほどなのに読むのに2か月かかりました。
私オースティン向いてない?
せっかく『オックスフォード哲学者奇行』ですごく好きになった哲学者なのに。
私にはまだ早かったのかもしれません。
もっとたくさんの経験をして、たくさん本を読んでから、また『言語と行為』を読むことで、今回では得られなかった知識が得られることがあったら良いなと思いました。
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