ミルト

子育てをする傍ら、要支援な母のヘルプに応える毎日。ため息の出る日もあるけれど、優先順位…

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子育てをする傍ら、要支援な母のヘルプに応える毎日。ため息の出る日もあるけれど、優先順位を間違えず、気楽に毎日できることをやるだけ!

記事一覧

要支援な母 と 期間限定の同居

母が家に戻ることに恐怖を感じるようになってから1ヶ月、私たちは一緒に暮らした。 子供達はおばあちゃんの連続の宿泊に最初は大喜びし、次第に普通に甘える相手となり、…

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1年前
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要支援な母 と 鮮明な被害妄想 

都内で一人で暮らす母。 一人で暮らすのはもう難しいのかもしれない、と思わせる出来事があった。 家の外をただ歩いていた人を、泥棒と勘違いし、交番へと連れて行ってし…

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1年前
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要支援な母 と 連絡のない1週間

思い返せばこの1週間、一度も連絡がなかった。 バタバタと子どもたちとの毎日を過ごしているので、振り返ると「おお、電話がなかった」 1日に何度も電話があるときは、…

ミルト
1年前

要支援な母 と お金

認知症になると、お金に執着が出る、とよく聞く。 「盗まれた」と周りを疑うようになる。 母もお金について、教科書通りの症状が出た。 ・家に泥棒が入る、と言う ・住ん…

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1年前

要支援な母 と 私

まず、私の自己紹介を。30代後半、夫と3人の子供に恵まれた。 電車で2時間ほどの場所に実家も義実家もあり、実家は母のみ。義実家は両親。 『要支援な母』とは私の母の…

ミルト
1年前
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要支援な母 と 期間限定の同居

母が家に戻ることに恐怖を感じるようになってから1ヶ月、私たちは一緒に暮らした。
子供達はおばあちゃんの連続の宿泊に最初は大喜びし、次第に普通に甘える相手となり、居ることが日常になっていった。
誰より感謝したいのは夫だ。
一度も文句を言うことなく、逆に一緒にどうしたらいかを真剣に考えてくれた。
「一緒に住んだっていいんだよ」と言ってくれた。
私が母とも義理の両親とも同居したくないため、「同居はしない

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要支援な母 と 鮮明な被害妄想 

都内で一人で暮らす母。
一人で暮らすのはもう難しいのかもしれない、と思わせる出来事があった。

家の外をただ歩いていた人を、泥棒と勘違いし、交番へと連れて行ってしまったのだ。

母の被害妄想は、「家の中のものを取られた」が多い。
通帳や証券、携帯電話や手帳、鍵や手紙。
何度か本当に携帯電話や鍵、通帳やハンコを失くし、その捜索のために不毛な時間を費やした私は、もうごめんだと思い、貴重品は貸金庫へ、携

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要支援な母 と 連絡のない1週間

思い返せばこの1週間、一度も連絡がなかった。
バタバタと子どもたちとの毎日を過ごしているので、振り返ると「おお、電話がなかった」

1日に何度も電話があるときは、不安に取り憑かれている時。
きっとこの1週間は気持ちも穏やかに過ごしていたのだろう。

さっきの電話の内容は
「いつこっちに来れる?貸金庫を開けたい」と。
「なぜ開けたいの?」と聞くと
「もう何年も記帳していない通帳があるから、記帳したい

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要支援な母 と お金

認知症になると、お金に執着が出る、とよく聞く。
「盗まれた」と周りを疑うようになる。
母もお金について、教科書通りの症状が出た。

・家に泥棒が入る、と言う
・住んでいる家の価値が気になる
・通帳を何度も確認する
・貴重品を取られまいと移動し、失くしてしまう
・自分の財産について、何度も確認してくる

毎日、何度も、母から通帳や証券、不動産について電話が来る。
毎月の収支を考えれば、不安になる必要

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要支援な母 と 私

まず、私の自己紹介を。30代後半、夫と3人の子供に恵まれた。
電車で2時間ほどの場所に実家も義実家もあり、実家は母のみ。義実家は両親。
『要支援な母』とは私の母の事。
母は60代後半。軽度の認知症であると診断され、要支援1と認められた。
4年前から母の言動に違和感を覚えていた私からしたら、やっと、の診断。
今、まだ要支援1。これからが本当に大変なのかもしれない。
でも今までだって随分悩んできた。

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