【 エッセイ 】 成長の秘訣
生きていると何らかの向上心が湧いてくることがしばしばある。
「もっと仕事ができるようになりたい」、「もっと勉強ができるようになりたい」、など、成長への欲求が高まってくることが誰しもあると思う。
ただ、成長したいからといってやみくもに努力しても結果がつかめるわけではない。努力する上での秘訣のようなものはないだろうか。
自分に置き換えて考えてみたい。
がんばりすぎない。
これは以下の池辰彦さんの記事で学ばせてもらったことである。
私の場合、例えばこのnoteで記事を投稿した際のスキの数やフォロワーさんを増やしたいという思いがいくらかはある。そのためにいずれはより多くの人を惹きつける文章を書けるようになりたいと思う。1つの成長欲求である。
では毎日自分がベストだと思う記事を投稿し続けたらいいのかと言うとそうではないと思う。
なぜなら、私たちは毎日ベストなコンディションを保てるわけではない。気分が乗る日もあれば全く何のアイデアも浮かんでこない日もある。そうした中でいつもベストを尽くそうとすると必ず無理が来て書くのが嫌になってくる。
常に全力でがんばるのではなく、むしろ「がんばりすぎないこと」、「いい意味で手を抜くこと」を意識する方が長い目で見ると無理なく成長につながるような気がするのだ。
調子の悪い時にこそやれることをやる。
もっとも、がんばりすぎないというのは、調子が悪い時は何もしない、ということではない。
もちろんそうしたnoteとの付き合い方も大いにありだと思うが、より成長したいと思うのであれば、書く気がおきない日は他の人の記事を読んでみたり、つぶやき投稿をするなど、調子が悪いなりにできることを見つけてやっていくことが大切だと思う。
調子がいい日にがんばれるのは当たり前のこと。むしろ調子が悪い時にどれだけ踏ん張れるかという部分で成長の度合いが大きく変わってくるのではないだろうか。
どのような世界でもこうした意識を持っている人ほど成功しているのではないかと思うのである。
成長を意識しすぎない。
また、成長を目指していく中で、逆説的ではあるが、「日々成長すること」を意識しすぎないことも大切ではないかと思う。
何かに向かって成長していく時、右肩上がりの直線をイメージしがちだが意外とそうした形を描くのはレアケースかもしれないと常々感じている。
目の前に立ちはだかった壁を1つ乗り越えるとまた新たな壁がたちはだかり、またそれを乗り越える。つまり、成長の過程というのは右肩上がりの直線ではなく階段のような形をイメージすると分かりやすいのではないだろうか。
こんなイメージ ↓
ゆっくり右肩に向かって上がっていくというよりは、日々努力を続けていく中でふっと次の段に上がれる瞬間がある。そしてまたそこで努力を重ね、ある時、また1つ上の段に上がっていく。それを繰り返す中でより高みへと進んでいくことができる。
ほとんどの時間が上に上っていない時間なので前進していないように思えるがその時間は次の段に上がるためのエネルギーを蓄える大切な時間となっているのだ。
こう考えると、「日々成長を実感すること」ができていなくてもモチベーションを保つことができるだろう。
成長したいのであれば成長したいと強く意識しすぎないこと、これが重要なのである。
すぐにスキやフォロワーさんの数が増えないからといって一喜一憂するのは得策ではない。
成長の秘訣、それはつまりがんばる部分といい意味で力を抜く部分の緩急、成長したいと思う気持ちとそれを意識しすぎないことのバランス感覚である。何事もメリハリが大切なのであろう。
これまで毎回ベストな記事を、という思いで投稿を続けてきたが、今後はいい意味で肩の力を抜いて気楽にこのnoteと付き合い、緩やかな成長につなげていきたいと思う。
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