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#35ドラえもんの主人公は誰? 〜教育につながる〜

皆さん、こんにちは。
サッカー、旅行、読書、Voicy好きのコウチャンマンです。
今回も読んでいただきありがとうございます。

先日、夕食時に家族で話した内容を記事にします。
きっかけは正直覚えていませんが、ふとしたことで話題になりました。

ドラえもんの主人公は誰でしょうか?

このような話になったら、今までだったら大体子供達から「スマホで調べてよ」と言われていました。

この日は違いました。
のび太派が長男と妻、ドラえもん派が私と次男と別れたんです。
今でも正解は調べていないんですが、子供達の協議(!?)が面白かったです。

長男は「のび太の困り感からドラえもんが助けるので、ストーリーの中心はのび太だと思う」

次男は「ドラえもんの道具がないとストーリーが進まないからドラえもんだ」

互いに「確かにそうだね」と言いながら自分の意見を述べるわけです。
だからこの日は珍しく喧嘩もせずニコニコしながら協議してました。

そんなところに私も次のように横槍を入れてみたんです。

「映画のタイトルは『ドラえもん のび太の〇〇』となっているので、のび太が主人公のように聞こえるから、普段の放送はドラえもんじゃない?」

と言ってみたんです。
そうしたら「なるほど〜」と理解を示して、自分の意見を述べ始めたんです。

とても気持ちよく協議ができて、夕食がとても楽しかったです。

教育につながる

なぜ、こんなにも楽しい時間になったのか考えてみました。

①自分の力で考える
最初にスマホで調べていたら、こんなにも話は続かなかったでしょう。
これこそ探究です。
結果に辿り着くまでに、仮説を立て、自分たちで考えてみる。
結果のみを求めると探究はできません。
だから学校教育では教科の学習だけでなく、総合的な学習の時間があります。
高等学校では探究的な学習の時間が今回の学習指導要領からできましたね。

総合学習を中心としたカリキュラム編成をしていく必要があると言われ始めて、時間は経ちます。
しかし、総合と各教科がなかなかつながっていかないのが現状です。
これは教員だけでなく、社会全体が変化していかないとうまくいかないでしょう。
結果も大切ですが、プロセスを経験でき、評価するシステムの構築です。
特に教育業界はこのような対応が遅れてしいます。
教員は真面目な人が多いので、システムや評価方法等がしっかり構築されていないと取り組めないと考えがちです。
とりあえずやってみることで、成果と課題が見えてきます。
修正しながら進められるといいですね。

②多様性の構築及び環境づくり
今回の家族協議でよかったことは、他人の意見を尊重していたことです。
そのため、みんなが気持ちよく発言できました。
この安心して発言できる環境があれば、子どもたちは積極的に発言できるんです。
大人が指示を出してやらせても、恐らく身につかないことの方が多いでしょう。
でも、これって意外と難しいんです。
なぜなら待たないといけませんから。
ということは、教員や大人に余裕がないといけないんですね。
真面目に考えすぎると、あれもこれもとなってしまい詰め込みすぎてしまいます。
授業でもあれもこれも教えなければ!となってしまうと、逆に身につかないものです。
だから標準時数が適切に設定されています。
コロナ禍でわかりましたが、内容をこなすだけを考えたらあんなに時間は必要ないです。
でも、子供たちが主体的に取り組めるようにするために、必要な余裕なんだと解釈しています。
だこら、詰め込みすぎないように、教員や大人が注意していかないといけないですね。

今回は我が家のふとした話から教育に繋げた話をしてみました。
皆さんにとって何か気づきがあれば嬉しいです。
それではまた次の記事で!

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