シャンソンでわかる日仏宗教観のズレ
1990年以降の(フランスの)シャンソンは、時代を反映してか、カトリックの倫理観や聖書からの引用などはほとんど出て来ない。
ところが、エディット・ピアフの時代、つまり1940~50年代ともなると、キリスト教文化が色濃く投影されている。
日本人がそれらシャンソン・クラシック(伝統的なシャンソン)を理解しようとすると、キリスト教に基づく倫理観は大きな障壁として立ちはだかることになる。そして、ともすれば、自分なりに(日本人なりに)間違って解釈することに陥ってしまう。
今回は、そんな