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笑いと寿命とメンタルと

幼い頃の私は笑う場面ではない場面で笑ってしまったり、逆に笑う場面で笑っていなかったりしました。

小学生になって、笑ってはいけない場面で笑ってしまい、クラスメイトを激怒させてしまったことがあります。

そのクラスメイトは正義感が強く、自分の事では滅多に怒ったりしない人でした。どう考えてもそのクラスメイトが正しい。しかし私も笑いたくて笑った訳でない。これを機に私は"笑う練習"をするようになりました。

一日一回、鏡の前で笑ってみる。最初はただ笑顔だけ作っていたので引き攣ったような自分の顔が鏡の中にありました。
そのうち、ついでにその日あった面白かったことを思い出しながら笑顔を作ってみたら、以前より引き攣った感が無い事に気づきました。

この笑顔練習は半年強、毎日寝る前に誰にも内緒で続けていました。最初はなかなか上手くいかなかったのですが、そのうち自分でも納得できる程度には自然に笑えるようになっていきました。
そうしていたら小学校を卒業する頃には"よく笑う面白い人"として周囲に認識され、卒業文集にも大笑いしている似顔絵が描かれていました。

家族の事で恐縮なのですが、お笑いのコントや漫才も割と好きで、よしもと新喜劇を見て笑っていた母方祖母は耳こそ遠いもののもうすぐ100歳です。
一方、漫才やお笑いを『うるさい』と言っていた父は60歳前にして脳梗塞に、『あんなものどこが面白いのか分からん』と言っていた父方祖母はアルツハイマー型認知症になり、母方祖母より若かったのに既に鬼籍の人です。

医学的にどうか、とかまではわからないですが、笑いヨガなどがあるということを考えても、メンタル的にも、寿命的にも笑いは有効かもしれない、と思うのです。

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