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2024年6月読了本・ポスト備忘録

※注意※

 この記事は6月に私がX(旧Twitter)に投稿した読了ポストに加筆・修正を加えたものとなります。ご了承ください。

はじめに

 どうも、課題に追われ、コロナに罹り、6月の流行りに何も乗っかる事が出来なかったラノベ読みの細川さんです。学生の皆さん、思わぬ病気でバタバタしないように課題はなる早で出しましょうね☆(2敗)

 今月もそれなりにあるので前置きはこの辺で。そんな訳である意味暗黒期だった今月の読書記録のまとめ、行ってみましょ~。


『悪ノ黙示録 ー裏社会の帝王死して異世界をも支配するー』

著者:牧瀬 竜久
イラスト:あるてら
出版社・レーベル:ガガガ文庫
読了ポスト日:6月2日

 確かにコッテコテの異世界転生……じゃないぞこれ! 新人賞で評価されたのも納得の土台の安定さ。主人公の人生へのこだわりやそれを肯定しつつも爽快感を感じさせられる設定の塩梅。メタ的な骨組みも良いんだけど何より人生走りきった系主人公が語る言葉が最高。正義とは、悪とは何なのか。中々に興味深いテーマも様々なところに噛みあっていてもう、ホントに凄いとしか言いようが無かった。質が良いってこういう事なのかなぁ~と。

『双子探偵ムツキの先廻り』

著者:ひたき
イラスト:桑島 黎音
出版社・レーベル:電撃文庫
読了ポスト日:6月3日

 ミステリに対するメタ的な観点をベースとした、逆転の発想の大集合みたいな話だった。キャラのテンションの高さや会話のテンポの良さでポップさが際立ってるけどミステリの雰囲気はドラマ寄りだったりといった設定も興味深い。普通の探偵なら「そうはならんやろ!」っていう行動も設定が噛みあいまくっていて納得しかできないのがホントにズルい。でも何でもありになりすぎず線引きが決めている(?)のも良かった。

『TAMAYA』

著者:三月 みどり
イラスト:アルセチカ
原作・監修:Chinozo
出版社・レーベル:MF文庫J
読了ポスト日:6月4日

 いつもとは少し違うテイストということもあってこのシリーズの夏映画風番外編ってな感じの1編だった。4章までならまだ耐えられた。エピローグで情緒滅っ茶苦茶にされた。ある程度は予想できてたんだよ。でもね、「うん、そうだよ」って優しく頷きながらもっととんでもない真相が明かされるんだよ! 振り返ると「マジでそこからかよ!」ってなった。気が抜けない。でも些細なことが引っかかりになるのはリアルでもよくあるよね……って印象も濃かった。

★『文豪ストレイドッグス 25』

原作:朝霧 カフカ
漫画:春河35
出版社・レーベル:角川コミックス・エース
読了日:6月4日

 誰だアニメで先行予習したから今回は軽傷で済むなと油断したやつは! そうだよ私だ! 既にアニメでやった部分という特殊な状況ながらも、アニメ放映部分でも描かれなかった場所があったり、アニメで見た部分でも表現の力に圧倒されたりと最初から盛り上がりっぱなし。自分の速度で受け入れることもあってか辛さが上乗せされてるのかもしれない。そ・し・て、中~終盤が地獄だったな。そろそろ地球の耐久性を心配しないといけないんじゃないかなと思い始めた(小並感)。

『チーズ』

著者:三月 みどり
イラスト:アルセチカ
原作・監修:Chinozo
出版社・レーベル:MF文庫J
読了ポスト日:6月5日

 ある意味ここが全ての始まりということもあって安定と信頼の我らがレナちゃんのギャップが味わえた本作。ついにここにメスが入るか……と思ったけどなんだかんだでもう6冊目なのか~速いなぁ~。今回はいつも以上に序盤をガッツリじっくり落としてくるものだからソワソワしたけどいつもの明るさにまとまって本当に良かった、いやマジで。途中まででも大分救われたのにそこから更に重ねてくるのが本当に感謝しかない。そこまでする⁈ と思いつつも、今回息詰まる場面が多かった分いい感じの爽快感もあったと思う。

『推しの敵になったので』

著者:土岐丘 しゅろ
イラスト:しんいち 智歩
出版社・レーベル:TOブックス
読了ポスト日:6月6日

 この主人公、良い空気吸ってやがる……! 最大の推し活にしてエクストリームラブコメディ。でも異能バトルの駆け引きも侮ってはいけない。全ての能力にハッキリと代償が定まってる設定、個人的にメチャツボ。状況が状況だからってのもあるけどテンション高めなモノローグでもテンポ感があってスラスラ読めるのも良かった。というか脳内でこういう言い方しちゃうよねっていう謎のシンパシーすら感じる。

『推しの敵になったので 2』

著者:土岐丘 しゅろ
イラスト:しんいち 智歩
出版社・レーベル:TOブックス
読了ポスト日:6月7日

 多彩なルビ芸、思いもよらぬ伏線、能力を駆使したド派手な戦闘、幹部大集合、そしてギャグとシリアスのギャップで締める! ある、こういう漫画ある! ってかこれ漫画の世界だったわ! 特に2つ目の幕間のモノローグがすっごい良いのよ! 主役を張るキャラは勿論全てのキャラ造形ががっちりと練り込まれててバックボーンを知るのが楽しい。面白いからまだ2巻が出たばっかりなのに続きまだですか! って叫びたくなる。あとキャラ紹介が超・親切設計でありがたかった。

 こちらの記事でも詳しく語っております!

『Unnamed Memory after the end Ⅰ』

著者:古宮 九時
イラスト:chibi
出版社・レーベル:電撃の新文芸
読了ポスト日:6月7日

 時間というのは良くも悪くも残酷なまでにあっという間に流れていく。そういった意味では魔女が生きている視点ってこういう感じなのかな? と思ってしまった。幸せそうな2人の姿をまた見ることができて安心。それはそれとして中盤は辛かった(全力のオブラート)。でもあそこがあるからそっから先のあのパートのあの人との出会いでのニヤニヤ度合が爆上がりするんだよなぁ~。ずっと掌の上で転がされ続けてる。あとあの章外はマジでズルいです。

『Unnamed Memory after the end Ⅱ』

著者:古宮 九時
イラスト:chibi
出版社・レーベル:電撃の新文芸
読了ポスト日:6月10日

 オールスターズかな? って心の中で茶化しながらマジモンのオールスターズだった件について。ネタバレ避ける都合上あやふやなことしか言えないのですが、こういうごちゃまぜ感ある話でしか得られない面白さがあっていいよね。本当に「え、そこ来る⁈」ってのがいっぱいだった。それはそれとして序盤のあれは辛いんだ。あと2回連続で章外で爆散しました。

血眼回収紀行チナマコリコールトラベログ

著者:可笑林
イラスト:かれい
出版社・レーベル:ファンタジア文庫
読了ポスト日:6月11日

 属性×血液型、その発想は無かった! 魔法の出し方も滅茶苦茶カッコいい! ストーリーもドタバタしながら思わぬ方向に行ったり、でもそう来たかと納得できる範疇なので飽きが来ない。キャラの掛け合いを読んでいるだけで関係というか中の良さが伝わってくるのが本当に凄かった。特にイルミナちゃんの人間性がヤヴァイです。あと義眼のメンテナンスシーンが好きなのは私だけかな?

『追放された商人は金の力で世界を救う』

著者:駄犬
イラスト:叶世 べんち
出版社・レーベル:PASH!文庫
読了日:6月12日
ポスト投稿日:6月19日

 なんだテンプレか……からの衝撃的な手のひら返し! いきなり笑い誘ってくるのはズルいって。そこから先も理論としては最適解なのかもしれないけど本当にそれをやるのか、と突っ込まずにはいられない。それを程よいテンポ感で淡々と繰り出していくから猶更。あの世界の後世にどんな風に伝わっていくのかが滅茶苦茶に気になる。それでもってさ、あのラストはちょっとズルいと思うんだよなぁ、コンセプトも含めて。

『Unnamed Memory after the end Ⅲ』

著者:古宮 九時
イラスト:chibi
出版社・レーベル:電撃の新文芸
読了日:6月13日
ポスト投稿日:6月19日

 今回すんごいビックな情報ボンボン出てたなぁ! それはそれとしていつかはこういうパターンも来るんじゃないかなって予想していたシーンがこれ以上ないくらい丁寧にお出しされて情緒がそれどころではなかった。そして相変わらず油断した章外で刺しに来る。今回の章外パートはラストのあの文章からの繋げ方がめちゃロマンチック。前後のエピソードも気になってしまう。今回はシリアスだったから体が平和時空を求めている。

『Unnamed Memory after the end Ⅳ』

著者:古宮 九時
イラスト:chibi
出版社・レーベル:電撃の新文芸
読了日:6月15日
ポスト投稿日:6月20日

 多分この巻の内容を数か月前の自分に伝えても絶対に信じないだろうな~という謎の自信がある。思えば遠くまで来たもんだ……。それでも過去にあったあれこれの欠片を思い出すような描写もあって嬉しかった。新たな一面とか、初耳の事でも一周回ってあったなコレってなる。それでも彼らの旅路というのは決して華やかなものではないということも突き付けられる。うん、今回も辛かった。展開を予想させながらも更にその予想を超えてで本当に真相に辿り着く高揚感が色んな意味でヤバい。

 本編が気になった方はこちらもチェックしていただけると嬉しいです。

 『吸血令嬢は魔刀おれを手に取る』

著者:小林 湖底
イラスト:azuタロウ
出版社・レーベル:電撃文庫
読了日:6月15日
ポスト投稿日:6月20日

 気が付けば最初っから時速50kmぐらい出てた。こんな感じのスピード感がずっとある。影のある雰囲気もあってなのか、現代舞台の作品で「百歩譲って一般人だったとしてもこの世界で生き抜ける自信が全くもってない」って断言できたのは随分久々かもしれない。だからこそ緊迫感あふれる派手なアクションになるのかもしれない。どのアクションシーンも次元越しに命掴まれてるんじゃないのかってぐらいスリリングに満ち溢れていた。

『異端な彼らの機密教室 1 一流ボディーガードの左遷先は問題児が集う学園でした』

著者:泰山 北斗
イラスト:nauribon
出版社・レーベル:GA文庫
読了日:6月19日
ポスト投稿日:6月21日

 登場キャラは学生だけどアクションゴリゴリにできますよって作品は色々見てきたけど、バックボーンもかなり後ろ暗いものを感じるからこそ親近感が無いようであったりと少し不思議な感覚が味わえた。それは個人の気持ちだけじゃなくてキャラクター同士の関わり合いにも表れていたように思う。繰り広げられる青春は王道とはかけ離れてるのかもしれないけどこれが彼らにとっての青春となり得るのかなとふと考えてしまう作品だった。

『千夜千食物語 1 敗国の姫ですが氷の皇子殿下がどうも溺愛してくれています』

著者:枝豆 ずんだ
イラスト:鴉羽凛燈
出版社・レーベル:アーススター・ルナ
読了日:6月19日
ポスト投稿日:6月21日

 プリンの偉大……もとい凄さ、或いは神秘さが身に染みる1冊。プリンに限らず料理がどれも美味しそうで自分でも作ってみたくなる。雰囲気ほわほわで癒されるパートもけど国同士の諍いが物語の根幹となっているから重い所は本当にどっしりとしている。そんな中でも王族としての責務とは何かということを考えさせられるのもミソ。でも各章のタイトルとか地の文が面白い&かわいいでホントに癒される。あと個人的にわんこパートが良い味出してると思う。

『異端な彼らの機密教室 2 思春期スナイパーの引き金を引く理由』

著者:泰山 北斗
イラスト:nauribon
出版社・レーベル:GA文庫
読了日:6月20日
ポスト投稿日:6月24日

 何のために彼女は引き金を引くのか。そこにある葛藤と垣間見える過去の記憶。それらが丁寧な層となって積み重なっているから、それらを1枚1枚覗いていくのが面白かった。さらに今回は皆さんお待たせしました的な青春イベントも目白押し! でも彼等らしいなとフフッとなったのもまた事実。ニヤニヤできる展開もあって楽しい。それはそれとして最後の方の章に出てきたあの人のビジュアルがめちゃんこ気になります!

★『クラスで一番かわいいギャルを餌付けしている話』

著者:白乃 友
イラスト:ぶし
出版社・レーベル:HJ文庫
読了日:6月21日

 とても属性モリモリでとてもカオスだ⁈ という第一印象。だけれどもそこに至るまでの過程がしっかりとシュミレートされてるから読み進めていくにつれてだんだんと違和感が無くなるのがミソ。過去パートの濃縮還元っぷりがなんとも印象的。料理パートも美味しそうだけど突き抜けた本格というより家庭的な範囲の具合で良い感じにリアルっぽさがあった。それはそれとして家でオタトークとかバリバリにできるのが1番羨ましいなぁ~と思ってしまったり。

 レビュー記事はこちらになります。

★『バグスキル【開錠アンロック】で最強最速ダンジョン攻略』

著者:空埜 一樹
イラスト:もきゅ
出版社・レーベル:HJ文庫
読了日:6月21日

 これは……壮大な物語が始まりそうな予感! かなり序盤の方から世界の根幹に関わる壮大さが顔を出すのも強みの1つだけど、主人公がただそれに巻き込まれるだけではなくて己の目標や憧れを掲げていて、その2つの要素がちょうどいいバランスで成り立っているのがミソだと思う。やりたいことがあるから動いているというのがとても色濃いのがとても良い。RPG風味な世界観、といった雰囲気なダンジョンの設定周りも良い味出してる。

 レビュー記事はこちらになります。

『スパイ教室 短編集04 NO TIME TO 退』

著者:竹町
イラスト:トマリ
出版社・レーベル:ファンタジア文庫
読了日:6月22日
ポスト投稿日:6月24日

 巻数もかなり重ねてきた。そんな中で改めて考えるスパイの世界。知ってるようで意外と知らない事だらけなスパイの世界をたっぷりと体験できる短編集。今回初めてスポットを浴びたあの人のお仕事には足を向けて眠れない。つまるところスパイとはどういう生き方なのか、本巻のサブタイトルと本編8巻を越えたからこそ考えたくなる。それはそれとして今回も面白ポイントが目白押し。というか実質公式的にもその認識で良かったんだ⁈ みたいな台詞もあったのは笑うしかない。

『スパイ教室 短編集05 『焔』より愛をこめて』

著者:竹町
イラスト:トマリ
出版社・レーベル:ファンタジア文庫
読了日:6月23日
ポスト投稿日:6月25日

 この本をずっと読んでるとき、そして最後の章を読み終わった時、今回のサブタイトルを見てじんわりと胸があったかくなってくる。もう家族なんよ。それにしても序盤のボスがもう色々と面白すぎてダメだった。だからこそ各メンバーとの交流を経て成長していく姿が素晴らしいんだけど。ついに明かされる過去! だけでも嬉しいのに意外な繋がりとかまさかのあの人の登場とかもあったりで興奮が鳴り止まない。あとがきを読んでて全てをナンカしたトンデモ平和時空が欲しくなってしまった。今とてもシリアスだから、さ。

『多元宇宙的青春の破れ、唯一の君がいる扉』

著者:眞田 天佑
イラスト:東西
出版社・レーベル:MF文庫J
読了日:6月24日
ポスト投稿日:6月25日

 ある、こういうタイプの映画! ってな感じのノリで来る怒涛の展開達。読みやすい文体でスッと読めたのもあってマジで映画を読んでいる様だった。発想自体も中々無いタイプで面白いけど話の転がり方とか物語の収束の仕方もオンリーワンでただ物語を追いかけてるだけでも楽しい。最後のあの決着の付け方も良いしその後のエピローグへの向かい方もこの作品らしさがあって素敵なんだよね。そしてタイトルでとどめを刺される。マジでセンスにあふれている1冊だった。

『多元宇宙的青春の破れ、無二の君が待つ未来』

著者:眞田 天佑
イラスト:東西
出版社・レーベル:MF文庫J
読了日:6月25日
ポスト日:6月日

 導入の違和感から「なるほど、そう来る」の連続で始終ワクワクが止まらなかった。全く新たな展開になるかと思いきや前回のアレコレも引き継ぎながら斬新なストーリーとなっていたのが個人的にとても好き。脳内会議(間接的表現)パートの書き方や言い回しもテンポが良くて印象に残る。そこからのさぁ、出てくる事実がもう全部インパクトが強くてページを捲る手が止まらなかった。各キャラの個性を活かした役回りも良い感じにハマった。

『不可逆怪異をあなたと 床辻奇譚』

著者:古宮 九時
イラスト:二色 こぺ
出版社・レーベル:電撃文庫
読了日・6月26日
ポスト投稿日:6月日

 昔から伝わっているおどろおどろしいものと現代の雰囲気、この2つが【禁忌】や噂話といったものが架け橋となり絶妙に混ざり合っていたのが印象的。日常と隣接する恐怖の規模の大きさもさることながらアクション要素や会話のキャッチボールのテンポの良さも印象深い。目の前の展開の熱さもありつつも伏線や布石も沢山あって読んでて楽しかった。これぞ現代舞台の伝奇ものって感じだった。それはそれとして私も本を貸してくれる同級生が欲しい人生だったなぁ……。

『不可逆怪異をあなたと 2 床辻奇譚』

著者:古宮 九時
イラスト:二色 こぺ
出版社・レーベル:電撃文庫
読了日・6月27日
ポスト投稿日:6月日

 おぞましく、儚く、それでいて美しい物語でした。不思議とこの結末で良かったと感じてしまう。戦闘諸々のスケールやそれを取り巻く環境のスコープも更に広がっていって、でも物語の本筋である土地にある神話の雰囲気ぐらいに丁度収まっていて、いい具合に調整されていたと思う。人外特有のハチャメチャ戦闘スタイルはいいぞ。人間と人ならざる者の関係性というか距離感がどれも刺さるんだなぁ~。やっぱ時間間隔が違う視点の会話が癖になる。今回もナイスボケ&突っ込みでした。

『凡人転生の努力無双 ~赤ちゃんの頃から努力してたらいつのまにか日本の未来を背負ってました~』

著者:シクラメン
イラスト:夕凪
出版社・レーベル:電撃文庫
読了ポスト日:6月28日

 またとんでもなくやべー世界だ。確かに死なないために強くなりたいと思ってしまう。そんなこともあって転生ものだけど現代のようで現代じゃない異様な雰囲気は独自のものだなと感じた。また、物語がマジの幼少期から始まり、事情により外に出られることも少ないから、明かされる情報が順々となっていくスタイルが良い感じに小出しになってるのが好印象。魔法の発想もとても面白い。それにしてもパパさんがビックリするほどにおもしれーお方だった。

『千夜千食物語 2 敗国の姫ですが氷の皇子殿下がどうも溺愛してくれています』

著者:枝豆 ずんだ
イラスト:鴉羽凛燈
出版社・レーベル:アーススター・ルナ
読了日:6月30日
ポスト投稿日:7月1日

 皆との交流も深まってきてワイワイ盛り上がったり意外な一面を知れたりする回だった。地の文もせりふ回しも良い感じに吹っ切れてる。あれは笑うしかないって。王宮周りとあって薄暗い要素もゼロではないんだけどそこを踏まえて楽しそうにしているのが本当にじんわり来る。食文化がもたらす影響の大きさにも考えさせられる。それにしても賢者様は面白いことになってたし陛下もびっくりするぐらいノリが良い。番外編もガッツリあるぞ!

さいごに

 なんだかんだで今月も読んだ読んだ。先月よりも読んだんじゃないか? チョイ待て、私6月は課題で忙しかったりコロナでダウンしていたはずなのだが⁈ というか『UM ate』をこの1か月で全部読んでいたのが自分でも信じられん。でも『このラノ!』の駆け込みとしてはまだまだこれからだから夏休みはこれ以上に読んでいきたい。(捕らぬ狸の皮算用)

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