田中信之

タナカFPオフィスを開業しました。ファイナンシャル・プランナー、キャリアコンサルタントの資格をいかして、特にミドルシニアの方を対象とした、働くこと、老後のお金のこと、暮らしのこと、についてアドバイスをしていくことで、みなさなんと繋がりたいと思っています。

田中信之

タナカFPオフィスを開業しました。ファイナンシャル・プランナー、キャリアコンサルタントの資格をいかして、特にミドルシニアの方を対象とした、働くこと、老後のお金のこと、暮らしのこと、についてアドバイスをしていくことで、みなさなんと繋がりたいと思っています。

最近の記事

キャッシュフロー表の作成      「生涯の医療費はいくらくらい必要」

生涯の医療費について 「老後の必要資金として、いくら位用意すれば良いのでしょうか?」この不安要因の一つが医療費です。はたしていくらあれば(用意しておけば)いいのでしょうか? この度は、老後の医療費について考えてみましょう。 一概にこれだけ必要ですよ。これだけあれば安心ですよ。ということが言えないのが医療です。個人の所得や健康状況、寿命に大きく左右されます。 また、後述しますが、「高額療養費制度」という手厚い社会保障制度がある為、言い切ることが難しい費目なのです。   1.医

    • キャッシュフロー表の作成(将来の支出「生活費」について)

      年間の生活費を把握することからか始めましょう。 1年間で、いくらの支出があるのかということの把握です。 参考までに、年間支出の管理表を掲載いたします。 ・家計簿があればベストですね。なければ預金通帳、カードの利用明細等から書き出してみましょう。 将来に渡って年間の生活費を予測することが目的ですので、詳細にこだわって確認することで手間を掛ける必要はありません(現在は確定できても、将来は未確定ですから割り切って、大雑把でもかまいません。) ・家計簿がある場合の支出項目は家計簿通

      • 将来の年金収入について

        少し間が空いてしまいましたが、皆様が自分自身で「キャッシュフロー表」の作成にチャレンジしてみようか、と思っていただけるようになることを目指して、掲載を続けてまいります。 支出のお話をする前に、将来、給与収入から、年金収入に変わったときの、収入管理の方法について、お話をいたします。 収入については、概ね以下の表の通りとなります。 ①老齢基礎年金・②老齢厚生年金 年金定期便によって、おおよその金額は確認できます。 50歳以降に受け取る年金定期便には、現在の状況で、60歳まで継

        • 収支の管理について

          これまで、キャッシュフロー表、ライフイベント表と将来の収入、支出、貯蓄を管理するツールについて、お話をしてきました。 では、次に収支管理について考えてみましょう。収支管理とは、「収入」と「支出」を管理し、その差額をプラスとなるようにコントロールして、「将来に備える貯蓄」を生み出すことです。 「収入」と「支出」に分けて見ていきましょう。 収入の把握方法について 定期的な家計収入として給与収入を中心に考えてみましょう。 1.年間の収入は給与から社会保険料・税金を控除したもの

          将来のライフイベントを書き出そう!

          前回は、将来の暮らし、お金の不安を見える化する具体的な方法として、キャッシュフロー表について紹介いたしました。キャッシュフロー表を作成するにあたり、まずこれからの将来、ご自分の人生で起きる「イベント」について書き出してみましょう(出費が必要な場合は、その概算費用も)。 1.ライフイベントとは? 50歳以降の人生を考えた場合、様々な出来事(イベント)が予想されます。将来のお金の収支、貯蓄額に大きく影響してきます。 事前に予測することで、しっかりと資金計画を立てることができ、

          将来のライフイベントを書き出そう!

          将来のお金を見える化しませんか。

          50代からの暮らしとお金の不安について、書きましたが、不安を見える化する具体的な方法として、キャッシュフロー表の活用をお勧めします。 キャッシュフロー表について ファイナンシャル・プランナーとして、様々な相談をお受けします。人生に大きな変化があったときには、将来の暮らし、お金のことが心配になるのですね。 結婚、出産、住宅購入、子供の教育、転職、定年、出向、退職、このような人生のイベントを受け入れることで、将来の暮らしがどうなるのかという不安を抱えます。さらに、これらが同時

          将来のお金を見える化しませんか。

          50代からの暮らしとお金、何が不安?

          50歳を過ぎると仕事や生活に変化を予感するようになってきますよ。 仕事は役職定年が近づきその後、定年、再雇用と働き方の選択を求められるようになってきます。 生活面では、老後のお金のことが気になりだします。 そうですよね。本屋に行っても月刊誌の棚には必ず「定年前後のお金」「相続」といったテーマの雑誌が乱立しています。 朝刊を開けば、下段には、書籍・雑誌の紹介、そこにも同様のタイトルが踊 ています。 「これから、あなたは大丈夫?」って問いかけられるように。 ここから、働き続

          50代からの暮らしとお金、何が不安?