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賢い子供の育て方 ⑥好奇心を育てる

賢さとは何か。シンプルには計算力や創造力など様々な能力の総和だと考えられますが、見落としがちなのは情報取得力です。外部から情報を得ることで考え方のベースができて、創造力を発揮する舞台に上がることができる。なのでまずはインプットが重要、その点でやはり幼少期に触れる情報はとても大切です。

それと同時に私が大切だと思うのは、子供の知りたい!と思う心 =「好奇心」です。子供自身が外部情報に関心を持てれば、情報取得量は累乗に、また情報理解量も累乗に跳ね上がっていきます。幼少期は親からの情報提供、育った環境などがインプットされていく訳ですが、自ら関心を持って情報を取りに行くことができれば自然に賢くなっていくことになります。

私は子供たちに好奇心を持たせる為に、様々な場所に連れて行きました。動物園や映画館はもちろん、手軽なショッピングモールやゲームセンター、公園までかなりマメに連れて行きました。またトランプやボードゲームの相手もマメにしました。やりたがる事にはNOと言わない。またこれをやったらどうだとネタを振る。とにかくこれを繰り返して、希望に応え続けることで好奇心を養って行きました。

長男の好奇心が爆発したのが小学1年生での富士山挑戦でした。私自身が富士山に登ったことが無く初挑戦することになったので、冗談で長男に「お前も登るかー」と言うと

長男「うん!登りたい」

思わぬ笑顔に私の方が怯んでしまいました。
父「富士山を登り出したら、おんぶしてあげることはできないから自分で歩くしかないぞ。しんどくても誰も助けてくれない、それでも行くか。」
長男「うん!頑張って登る」
そこまで言われたら行くしかない。私が全力サポートするつもりで富士山に行きました。

この時は富士宮ルートで夜22時からの弾丸登山、早朝に山頂でご来光を見ようというプラン。小学1年生には過酷な登山だったとあとで反省しました。長男は元気に登り出しましたが8合目くらいから眠さと疲れでフラフラ。でも弱音は一切吐かず、最後まで自分の足で富士山登頂に成功しました。頂上で仮眠を取った後、無事ご来光を見ることができました。

頂上では長男はちょっとした人気者に。周りの皆さんも苦労して頂上まで来ているのにそこに小学1年生の子がいるのでビックリされて、皆さんから握手を求められていました。長男は今でもその時のことを覚えているそうです。

おまけですが、下山をしようとすると長男が
「ゴンドラはどこにあるの」
そんなものはありません、また歩いて下りるのです。長男は本気で登りだけだと思っていたそうです。でも、だから登れたのかもしれませんね。

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