【詩】群青

死ねは、群青色
星空みたいに綺麗な殺意で、きみを殺したいのだ、さながら流星みたいに。
名前も知らない星たち、誰にも定義づけられなかった言葉たち、見えないふりをされた殺意たち。ぜんぶがぜんぶ意味のあるものであってほしいなんて詭弁で、みんな本当は願ってすらいないのだ、そんなこと。白骨化しても、綺麗な白色だから許されるのかもしれないな、とわたしだけが気休めに笑っていた。みんな、わたしが笑っている理由すら分からないから、生まれてからずっと、わたしは孤独だったのでしょう。
ああ、もう誰にも掬われなくてもいいから、
誰にも拾われなくてもいいから、
せめて、拾われなかったものすべてが、凝集された青であってほしいな。立体的で、鮮やかな色をした殺意に魅入られる、そんな恋が、この世界のどこかにあってもいい。


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