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人員削減、組織縮小、切られるのは誰か?

去る20XX年
我が社で大規模な早期退職募集があった。

その際は募集人数は500名。
日本における従業員全体を対象にしていた。

営業から製造、人事などなど。
幅広く募集をかけるというものであった。

私が所属していた営業部はソワソワしていた。

なぜならば早期退職が行われた後に組織改変をするというものであった。

その中で一番大きな変革は営業所の統合による組織縮小だった

具体的には100営業所が50営業所になるという事。

それによって何が起こるか。

  1. 営業所長(マネージャー)の数が半分に

  2. 都道府県に1営業所以上あったが無くなる(例:青森と岩手で1営業所)

  3. 営業所内勤者が半分以下に

  4. 営業所長を目指すキャリアが極狭に

  5. 管理職クラスのポジションも少なくなる

とまぁ色々大きな変革が起こった。

変革内容が発表になってからは40歳以上のベテランはソワソワしていた。

特に営業所長を目指すポジションではないものの、管理職ポジションの所謂“かつてエースだった人“もソワソワしていた。

さらに内勤者の方は仕事が手に付かない感じであった。

当時私は30代であったため、転職志望もなく“私には関係ありません“状態で鷹見の見物となっていたことを覚えている。
が、その数年後に自分がその心境になるとはなぁ、、、

早期退職のスケジュールは以下であった

  1. 早期退職の内容発表

  2. 上長との1回目の面談

  3. 上長との2回目の面談

  4. 早期退職 応募

  5. 12月31日 退職

  6. 4月1日 新組織発足

1回目の面談、2回目の面談が何月に行われたのか覚えていないがこのようなスケジュールであったと思う。

早期退職実施が発表されてから営業所長は忙しそうであった。

何度も東京本社に呼び寄せられ会議やら研修をやっていたとのこと。
内容は教えてもらえなかったが、面談時のシミュレーションをやっていたようだ。

この言葉は言ってはいけない とか こんな感じで伝えて欲しい とか
色々あったみたい。

営業所長たちも100人から50人に減らされる、自分のポジションも無くなる可能性が極めて高い中、気持ち的に大変だっただろうなぁ。

その間、営業マンの中でいろんなウワサが流れはじめていた。

営業所の数が●●個になるらしい
あの人は辞めるらしい
あそこのエリアは何人で担当するらしい
所長が本社に急遽呼ばれたらしい

などなど

不安になればなるほどいろんな噂が飛び回った。

そして面談が開始され、その不安が的中することとなった。

続く。


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