見出し画像

病気や怪我で仕事を辞める時にすること。

人生は長い。だが生きているその内の2〜3割くらいが仕事の時間に割かれている。
その中で病気療養等で会社を辞めることになり得る可能性は誰にしもある。

私は会社で精神を病み、仕事を長期休むことになり会社を辞めた。

そんな時にすべきことはすぐ仕事を辞めず、病院で診断書をもらい休職→会社からの傷病手当申請と言う手続きを取った後辞めると言うのが良い。
(会社は申請者の求めがあれば傷病手当の記載欄に記載する義務がある)

勢いに任せて辞めるのは止そう。

そうすれば最長1年6ヶ月は退社後も全国健康保険協会で延長手続きをして病気が治るまで傷病手当が貰える。

仕事を辞めないですぐに治る病気あったとしても仕事休職で給料が出ない場合でも、この傷病手当制度を使えることを記憶の片隅に留めて置いていただければ何かあった時の備えになると思う。

辞めた後は病院に通いながら経過を観察し、治っていない場合は診断書を書いてもらい、地域毎の健康保険協会に書類を申請し、傷病手当を貰うと言う流れになる。
(私は収入がないと生活が出来ないため約一ヶ月ごとに病院に行き申請している。)

病院に通うことが必須の為、必ず経過観察をしてもらうように。
(この間は失業手当と同じく、仕事は出来ないので仕事や手伝いはしないようにする) 

鬱や精神疾患等で辞める方が多くなって来ている昨今、その方達は自立支援医療制度と言うものが受けられる。
(心療内科等の医療・薬以外には適応されない為、そこはお間違えがないように)
心療内科等の医療費、薬代が10分の1負担計算で受けられる国の支援制度である。
心療内科は長期に渡る治療になる場合が多い為、支援を受けてみるのも良いかもしれない。
自立支援医療制度の受付は病院内に担当の方がいらっしゃると思うので、詳しくは担当の方とお話し検討するのも良いと思われる。


病気や怪我で辞めた後はやることがたくさんある。

病気や怪我で動けないが動かないといけないのは結構皮肉な話である。


まずは失業手当の受給期間延長手続きだ。
病気やケガで仕事に就けない期間が30日以上ある場合は、最長3年間の受給期間の延長が出来る。
その為ハローワークに行き延長手続き用の診断書を貰い病院で記載して、ハローワークに提出しなければならない。
(病気が治って始める場合も診断書を貰い提出が必要であるからその際にその書類も貰って備えておけば後が楽である)

病気療養でやめた場合は仕事を始められる書類を提出後、一週間待機後ハローワークの失業手当の手続きが出来る様になる。

その後はハローワーク雇用保険受給資格者証を発行後、国民保険の非自発的失業者に対する軽減措置と言う制度を使い支払ってきた国保の軽減措置の手続きをすると良い。
(非自発的失業者に対する軽減措置とは勤め先の倒産やリストラ、正当な理由のある自己都合退職(病気など)の理由により、失業(離職)した非自発的失業者に対して、在職中と同程度の負担で医療保険に加入できるようにするために国民健康保険税などの負担を軽減する制度のことである)
手続き後の一年間遡り支払ってきた(一ヶ月の国保が約3割になる計算)国保の過払い分が返ってくると言う制度である。

自分はお恥ずかしいながら、傷病手当金では軽減前の国保代が払える生活力がなかった為、保険年金課で話をし、雇用保険受給資格者証発行後再計算し、仕事を始めてから分納で支払う様に話をした。

どうにもならない時は市役所の方達、福祉協議会の方達と話し合うのも一つの解決への糸口であると思う。
中には親身になって相談に乗ってくれる方達も沢山いる。


新社会人の方達が会社へと入社して行く中、色々な理由で退社していく方達もいると思う。

だから少しでもこの記事が病気や怪我で辞めて行く人の為になればと思う。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?