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便秘知らずの薬剤師が語る便秘対策その2!あかりのマタニティ日記vol.9

こんばんは!
最近めっきり胎動が激しめになってきた、薬剤師のはとりです♪

今回は、前回想いが溢れすぎて書ききれなかった、「便秘対策後半編」をお届けしたいと思います!

前半編も合わせて読んでみてください♡


習慣づけで体にリズムを叩き込む!

とにかく我慢しないこと!
これ、すごく大切です。
便秘の種類はいくつかあります。

1、器質的便秘
2、機能的便秘
3、習慣的便秘

器質的便秘は、大腸癌や腸閉塞など疾患がベースにあるもの。
機能的便秘は、高齢者などの筋力低下や大腸の炎症でうまく排便できないもの。
そして習慣的便秘は、我慢し続けた結果、便意を感じにくくなってしまったものです。

若い女性で多いのは、習慣的便秘だと思われます。
仕事や子育てでトイレに行くタイミングを逃すことが多く、つい我慢するということが続いた結果、便秘になっていってしまうのです。

これの対策としてはまず第一に「我慢しない」こと!
そして、「トイレの習慣をつける」ことです。

毎朝決まった時間に必ずトイレに行くようにすること。
便意がなくても、うんちが出なくても大丈夫。
とりあえず便座に座るだけでも、体に「出す時間だよ〜」と意識づけできれば、徐々に体もついてきてくれるようになるそうです。

また、毎朝きちんと朝食を摂ることも大事!
胃結腸反射といって、胃に物が入るとその刺激が腸に伝わり動き出します。

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「毎朝一杯の水を飲もう」というのはよく聞く話だと思いますが、実はこの胃結腸反射を起こす目的。
水を飲んでその水分でうんちを柔らかくするためのものではないんですよね〜

朝食を摂ることで水だけよりもその刺激も伝わりやすく、リズム付けにはオススメです!
朝食は脳への栄養補給にもなり、覚醒にも良いかと!
ぜひ朝ごはんはしっかり食べる習慣を♪


「台」ですっきり出し切る!

そしてトイレでのひと工夫!
20〜30cmほどの台に足を乗せる方法です!

トイレが洋式になってから、便秘になりやすくなったという話はご存知でしょうか。
日本人は長い間、和式便所を使ってきました。
実は日本人の腸は、和式便所に合った形をしているらしいのです!
しゃがんだ状態が、大腸の後半部分であるS字結腸〜直腸の角度がまっすぐになりやすく、溜められた便が出やすいのです。

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しかし今更和式に戻しましょうというのは、酷な話…
そこで取り入れると良いのが、台です!
足を上げることで、和式のときのしゃがんだ状態に近い腸の角度に持っていけるのです!

これ、案外良いです。
私自身自宅のトイレで使用していますが、すっきり感が違います。
いきむ力も少なくて済むような気がしています。

台は100均などで売っている簡易的なもので十分!
ぜひ一度試してみてください〜


便秘は一筋縄ではないけれど…

さて、2回に渡って私が実際に取り入れている便秘予防の生活スタイルをご紹介させていただきました!
汚い話が多くなってしまった気がしています…
なんだかすみませんでした。

「食事」「運動」「習慣」「冷え」

この辺りがキーワードになるかと思いますが、なかなか上手くいかない…という方も多いかと思います。

便秘は正直、一筋縄でいかないことです。
普段の生活すべてが複雑に絡み合っているからです。

でも、結果には必ず原因があります!
ご自身の生活習慣を思い出してみてください。
何か、思い当たることはないでしょうか。

「これかもしれない」と思うことが少しでもあるのならば、一度徹底的にそれを変えてみることをお勧めします!
何か解決の糸口が見つかるかもしれません。

漢方薬や健康食品などで上手にサポートすることも大切。

様々なバランスを見極めて、ご自身にとって最善の解決策が見つかると良いなと思います。

今後のママのためにもベビのためにも、妊娠中の便秘は、ぜひとも解決しておきたいところ…!

何かお役に立てることがあると嬉しいです。
いつでもご相談くださいね♪

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