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セカンドライフ・アグリを楽しもう。

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人生100年時代にむけて、幸福なセカンドライフづくりを。企業を50代で早期退社して、農業に就くスタイルを『セカンドライフ・アグリ』と名付け、経営学と幸福学にもとづいた成功のための…
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2021年8月の記事一覧

50代は、就農適齢期?        その3「やりがい探し」

50代は、就農適齢期?        その3「やりがい探し」

サラリーマン人生の先が見える50代。
 「人生の折り返し地点を迎えた」と言われる50代サラリーマンですが、実際にはどういった意識を持っているのでしょうか? 東京の企業に勤める50代の社員に行われたアンケート調査をもとに考えてみましょう。
 調査によると、50代の8割以上が、残りのサラリーマン生活に”成長期待”を持てなくなっていることが分かります。さらに、このまま何の準備もしないで定年を迎えると、「

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50代は、就農適齢期?        その2「価値観の変化」

50代は、就農適齢期?        その2「価値観の変化」

人生において、「価値観」が段階的に変化するパターンがある。
 昇給や出世を目指していたサラリーマンが50代になると、地方や農業に憧れるようになる「価値観の変化」は、なぜ起こるのでしょうか? 
 それは、「マズローの欲求5段階説」によっても説明がつきます。マズローの欲求5段階説とは、心理学者アブラハム・マズローが「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定して、人間の欲求を5段階に

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50代は、就農適齢期?        その1「人生の折り返し地点」

50代は、就農適齢期?        その1「人生の折り返し地点」

なぜ、人は50歳代になると、地方や農業に憧れるのでしょうか?
 放送開始から約20年にわたって、中年~熟年層に密かな人気を博しているテレビ番組「人生の楽園」をご存じでしょうか。「人生には、楽園が必要だ」というキャッチフレーズで、Uターン・Iターン移住して故郷を元気にしようと汗を流す人や、サラリーマンを勇退して大自然の中でゆったりと田舎時間を楽しむ人など、様々なセカンドライフを紹介しながら新しい生き

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農業は、続けるのもハードルが高い⁈

農業は、続けるのもハードルが高い⁈

農業をはじめた若手、5年以内にその3割がやめてしまう。
 新規就農しても、農業は続けるのが難しい。そんな事実を物語る調査データがあります。2015年の農水省経営局の統計調査によると、39歳以下の新規就農者は約1万5千人で、そのうちの約3割の人は5年以内に離農、つまり長続きしないのです。

生計が立てられるまでに、数年かかるという実態。
 では、なぜせっかく農業に就いたのに、続けることができなかった

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就農には、見えないハードルがある。     8「労働負荷」

就農には、見えないハードルがある。     8「労働負荷」

働き方として、農業にどんなイメージをお持ちでしょうか?
 農業に「悠々自適」や「晴耕雨読」といった、ある意味”楽で自由”な働き方であるようなイメージを持っている人が多くいるかもしれません。私は、実家が農業を営んでおり、幼い頃から両親の苦労を見て育ったため、農業に“楽で自由”といったイメージは全く持っておらず、「朝が早い」「家族総出で手伝う」「休みがない」「出荷のために、いつも夜なべ」といったイメー

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