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Ascenders College プロコース0期第5回:「プランニング」と初回トレーニング

初めまして
鈴木 崇仁(たかまさ)と申します。
今回は、私が所属しているAscenders Collegeで行われているプロコースの第5回の内容をまとめました。

このコースはPT・AT・治療家が、本気でトレーニング指導でお金を取れるようになるためのS&C塾となっています。


それでは、
今回のテーマ「プランニングと初回トレーニング」
についてお話しさせて頂きます。

この記事では、クライアントが目標に向けて臨場感を持ち、成長の軌跡に乗せるためのプランニングについて掘り下げていきます。


1. はじめに

〜ゴール設定から成長の軌跡まで〜
トレーニング計画を立てる際、成功の鍵となるのは

「ゴールの設定」「現状の把握」です。

これら二つの要素は、トレーニングプログラムの基盤になります。ゴールを明確にし、次に現状を理解する流れを大切にしましょう。


2. ゴールの設定:ギリギリの臨場感を提供

・ あなたのゴールは何ですか?

クライアントにとって最も重要なステップは、ゴールを明確にすることです。これが全ての計画の基盤となります。

・ そのゴールを達成しているのは、具体的にいつですか?

ゴールには期限を設定します。これにより、目標達成に向けたタイムラインが明確になります。

・ ゴール達成時に満たしている条件は何ですか?

ゴール達成時の具体的な条件を設定することで、目標に対する臨場感が増します。

ゴールの設定では、クライアントが臨場感を持てるように、達成時の具体的なイメージを共有します。このイメージが「ギリギリの臨場感」を生み出し、彼らのモチベーションを高めます。


3. 現状の把握:ゴールから逆算して計画を立てる

ゴールを設定した後、現状の把握に移りますが、この時点での考え方が目標達成の鍵を握ります。
単にスタート地点の課題に焦点を当てると、ゴール達成のプロセスが小さなステップに細分化されがちになることが多いです。

具体例

・目標:スクワット60kgから100kgへ、週2回のトレーニングで8週間後に達成。
・現状の課題:腹圧、反り腰の改善、股関節の可動域改善、など

このような現状の詳細な課題にとらわれ過ぎると、進む道のりが具体的ではなく、漠然としたものになってしまいます。

しかし、
ゴールから逆算すると、次のような広い視野での計画が必要になります

・週2回のトレーニングだけで十分か?
・食事管理はどうあるべきか?
・トレーニングに割く時間は?仕事や勉強、睡眠とどうバランスを取るか?
・ジムに通うための費用は?

もし、クライアントが中学生で「プロ野球選手になりたい」という長期的な目標の場合には、日々の細かいトレーニングや食事計画だけでなく、より大きなスケールでの生活習慣や心構えの変化が求められます。


以上を踏まえて、次の質問をしてクライアントとの信頼関係を築きましょう。

・ 現在地はどこですか?

クライアントは自分のフィジカルやスキルレベル、あるいはチーム内での立ち位置をどう見ているか、具体的な数値や状況を通して自己評価をします。

・ 過去、どのような経歴を歩んできましたか?

過去にどのような経験をしてきたか、成功や挑戦の瞬間を振り返ります。これにより、クライアント自身の強みや過去に直面した課題が見えてきます。

・ どのような取り組みをしてきましたか?

以前試したトレーニング方法や計画、その成果について話し合います。何が上手くいったのか、または失敗したのかを具体的に話し合いましょう。

・ 上手くいったことと上手くいかなかったことは何ですか?

過去の成果と失敗から学んだ教訓を共有します。成功した戦略や改善が必要だった点を特定し、今後の計画に活かしましょう。

過去の経験を振り返ることで、クライアントの強み、弱み、そして改善点が明確になります。現状の課題を正確に捉えることで、今後の方向性を共有できます。


4. モチベーションの継続:未来の景色をどう見せるか

・ 未来(数ヶ月後、数年後)の景色はどう見せましたか?

セッション後に彼らが未来の自分を楽しみにしているかどうかは、セッションの成功を測るバロメーターになります。

・ クライアントは次回のスケジュールをワクワクしながら立てましたか?

彼らがワクワクしながら2回目のスケジュールを立てて帰ることができたなら、それは成功の証です。

セッション後に彼らが未来を楽しみにしているかは、成功のバロメーターです。具体的な未来の景色を描き、彼らが次回のスケジュールをワクワクしながら計画していたら、その証明となります。


5. プランニング:成長の軌跡の提示

プランニングは、単に運動のセット数や頻度を決めることではありません。
これは、クライアントが1回のセッションで何を達成できるか、
1ヶ月、3ヶ月、1年、3年でどれだけ成長できるかのストーリーを描くことです。

・ 1回、1ヶ月、3ヶ月、1年、3年後に達成できることは何ですか?

成長目標を定め、クライアントが自身の進化を感じられる成長ストーリーを構築します。持続的な成長への自覚が、彼らの継続的な前進の原動力となります。

・ クライアントを成長の軌跡にのせる

筋肥大や試合期などの特定期間に注目することも大切ですが、それを超えてクライアントが持続的な成長を感じ取り、その過程に乗り続けられるかが最も重要です。

プランニングの本質は、「成長の軌跡を描き、彼らをその軌跡に導くこと」です。そして、進行中に発生するズレを見逃さず、適宜修正して進めていきましょう。


6. まとめ

クライアントとの初回トレーニングは、彼らの夢や目標へ向け重要な第一歩です!ただの運動セッションではありません。

そのためにも、「ゴールの設定」「現状の把握」が極めて重要です。

彼らが自身の目標へギリギリの臨場感を持ち、目標達成に向けて『ワクワク』しながら取り組むめるようにサポートしましょう!!


7. Ascenders College プロコースの紹介

この記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひ第1〜4回の記事もご覧ください。トレーナーに必要な思考法や身体部位への理解、トレーニングへの応用方法など、役立つ情報が満載です!

最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
今後も新たなテーマで投稿が続きますので、どうぞお楽しみに!


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