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H a p p a n o U p d a t e s - No.253

8月の葉っぱの坑夫の更新情報です。エストニアの作家の短編連作・第7話「シバの女王」がスタートしました。これが最終話となります。
・シバの女王 #1 〜 #7
・最近思ったこと、考えたこと

title photo, leaf-miner by UD Cooperative Extension (CC BY 2.0)

シバの女王(全10回)
アウグス・ガイリ著 だいこくかずえ訳

Title painting by Estonian artist, Konrad Mägi(1878-1925)

アウグス・ガイリ(1891 - 1960)
エストニアを代表する後期ロマン主義の作家。美しさと醜さという相反する存在に焦点を置いて作品を書いた。19歳で作家デビュー。

日本でほとんど翻訳されることないエストニアの小説を連載しています。
短編連作小説がどのような書かれ方をするのかは、作品によって違うと思います。このニペルナーティの物語はどうかというと、一つ書き、また同じ主人公で書くといった風に、書き足されていったのかもしれないなと感じています。そして最終話である「シバの女王」で、一応(のような感じで)話を完結させています。この風来坊の主人公の正体が明かされているので。
#1 居酒屋 #2 ヤーノス・ローグの彼女 #3 冬の到来:船を待つ船乗り 
#4 お伽話 #5 カテリーナ叔母さんとマレットの真珠話 #6 ヨストーセの森
#7 ヤーノス・ローグの脅し 
今後の公開 #8 マレットとニペルナーティ #9 白い帽子の女 
#10 幕切れ(結婚とは)

□ 最近思ったこと、考えたこと(happano journal)
08.03/23 音楽ファンは、テニスファンより偏狭? 戦時の音楽、戦時のスポーツ。
08.17/23 ノルウェーの森から届いた詩と歌声(ECM・9月15日リリース) 『風と太陽』

ポストクラシカルやジャズ、フュージョンなどのユニークな音づくりで知られるドイツのレーベル、ECMレコード。9月発売の新アルバムを紹介しています。シニッカ・ランゲランの歌声と、ヨン・フォッセの詩のコラボレーションが素晴らしい、ノルウェー発のコンテンポラリー・フォークジャズとでもいいましょうか。先行発売のシングル1曲がお聴きいただけます。

2022年6月に第1話「筏乗り」ではじまった『トーマス・ニペルナーティ』が、9月で全話修了となります。10月半ばくらいから新プロジェクトをスタートさせる予定で、現在準備中です。詳細は9月の更新ニュースでお知らせします。


Web Press 葉っぱの坑夫/エディター大黒和恵/editor@happano.org

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