マガジンのカバー画像

何度でも読み返したいnote3

92
何度でも読み返したいnoteの備忘録です。こちらの3も記事が100本集まったので、4を作りました。
運営しているクリエイター

#スキしてみて

「俺たちの本当の戦い」はもう始まっている

「俺たちの本当の戦いはこれからだ!」 みたいな、ジャンプ漫画の唐突な打ち切られ感満載のセリフ。 セットで 「〇〇先生の次回作にご期待下さい!」 これ実際に言っている人が結構いる気がする。 主に、現状に満足していない人。 子供の頃思い描いていた未来と現実が大きく乖離していて、それを認めたくない人。 うちの夫もそうでした。 ちなみに今は全く言わなくなりましたが、昔彼が鬱まみれになっていた頃、よく言っていました。 なにかにつけて「俺の人生、俺がまともに働き始めてから始まるん

史上最高のビールはこれだ!

ウイスキーはお好きでしょ、と歌うのは石川さゆりだが、ビールはお好きだろうか。 ビール好きなら誰にでも忘れられないビールというものがあるだろう。 初めて飲んだビール。 彼女と飲んだビール。 親友と飲んだビール。 失恋のあとのビール。 それぞれに思いの染み込んだビールの味に違いない。 しかし、この世には人類史上最も美味しいビールというものが存在するのだ。 僕は「とりあえず」ビール派だ。 そしてその後はビールだけのおかわりで終わることもあれば、日本酒、焼酎とすすむ時もある

お天道様と私は見ている

ここにきて、もともとバカ高い私の自己肯定感がさらにうなぎのぼりで天井知らずである。 なぜか。 そう、朝起きたら顔を洗って日焼け止めを塗るようになったからだ。 この至極当然のひと手間をきちんと日常に組み込むようになり、私はこれまで以上に「正しくちゃんと生きてる感」を手に入れた。 毎朝顔を洗う度ににんまり。 私、今日もやったよ! 人として正しく一日をスタート出来たよ! 清潔な顔を保湿して、日焼け止めを塗布してにやり。 みんな見て! 一日家の中にいるくせに日焼け止めで紫外線から

人には二つのタイプがあるんだ

鮮やかに咲き誇っていた春の花たちが姿を消したかと思えば、新しい新芽たちが競って自分の緑色を深めようと賑やかだ。 澄み切った五月晴れが続いていたかと思えば、気づかないうちにしとしと雨が降りはじめる。街路樹の下に駆け込むと、うっすら湿った風が肌をさする。もうすぐ梅雨がやってくるんだなと気づく瞬間だ。 長めにとったゴールデンウィークとその直後の出張が重なり、久方ぶりに単身赴任先のマンションに戻りました。休暇前に綺麗に掃除したはずの部屋には、なぜか薄らと埃が溜まっている。「ふぅっ

私はビールが大好きだ

なんだかシャキッとしない。 かといって思い当たることも特にない。 そんなときはキンキンに冷えたビールを飲むことにしている。 ビールと一緒に憂鬱も流し込んでしまえば大体のことはどうにかなるので、私の冷蔵庫の中にはいつもビールがストックされている。 ♦︎ いつからだろう。ビールの味が好きになったのは。 覚えている限り、お酒が飲める年齢になってからもしばらくの間は美味しいと思っていなかったはずだ。あの頃はビールも日本酒も美味しいとは思えずに、ジュースのように甘いカクテルばかり