見出し画像

人には二つのタイプがあるんだ

鮮やかに咲き誇っていた春の花たちが姿を消したかと思えば、新しい新芽たちが競って自分の緑色を深めようと賑やかだ。


澄み切った五月晴れが続いていたかと思えば、気づかないうちにしとしと雨が降りはじめる。街路樹の下に駆け込むと、うっすら湿った風が肌をさする。もうすぐ梅雨がやってくるんだなと気づく瞬間だ。


長めにとったゴールデンウィークとその直後の出張が重なり、久方ぶりに単身赴任先のマンションに戻りました。休暇前に綺麗に掃除したはずの部屋には、なぜか薄らと埃が溜まっている。「ふぅっ」とひとつため息が漏れてしまう。


それなりに綺麗な部屋を維持する為には、定期的に掃除が必要なんですね。当たり前のことだと分かっているのですが、改めて習慣という曲者の存在をズボラーの僕は感じてしまいます。


そう言えば学生の頃『慣性の法則』って習いましたね。確か中学生の頃習ったアレです。止まっているものは、止まり続けようとする。でも動いているものは、動き続けようとする。アレです。


この法則って人間でも当てはまります。
大きな夢や希望を描いていても、何も行動しなければ何も起きません。この類の方は、出来るだけ多くの知識を増やそうとはしますが、行動を伴わないから結局は止まったまま。


「転がる石にはこけはつかない」


つまり、動き続けているものには埃がかぶることはない。掃除をする習慣がついていれば部屋は綺麗なままですし、中学生の時に習ったあの法則と同じだと気づかされます。


明らかに人は2種類います。
止まっている人は、止まり続けようとし、動いている人は、動き続ける。


世の中には大きな成功を果たした方が大勢います。彼らのコメントを読んだり聞いたりすると一定の傾向があることに気づきます。また、逆に夢を叶えられなかった方々のコメントにも共通点があります。


「私には才能がなかった」
「私は安易に考えていました」
夢を叶えられなかった方々の共通点です。


夢を叶えるのに才能が必要なのか。
そんなはずはない。その理由に夢を叶えた方は「僕は才能があった」とか「僕はよく考えたから」とはコメントしないし、これまで聞いたことがない。


夢を叶えた方は決まってこう答えます。
「信じてやり続けただけです」


失敗する人は「才能」を頼りに夢を叶えようとする一方で、成功した人は「情熱」や「信念」を頼りに継続しています。「何をやれば成功するのか」ではなく「自分がやりたいことは何か」を常に考えているのです。


デスクの上にうっすらと溜まった埃を指で拭う。僕はどっちなんだろう。
もうひとつ「ふぅっ」てため息が漏れてしまう。


最後まで読み進めて頂きありがとうございました。




この記事が参加している募集

#スキしてみて

525,537件

#多様性を考える

27,917件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?