反面クリエイター

どこまでも純粋で綺麗で、そして残酷なクリエイターの裏側の苦悩についてショートショートで…

反面クリエイター

どこまでも純粋で綺麗で、そして残酷なクリエイターの裏側の苦悩についてショートショートで書きます。 著者は元ゲーム業界、元アニメ業界、元マンガ業界、元おもちゃ業界、元LIVE配信業界の経験あり。 自身の経験と現役クリエイターへの取材をもとに、実話とフィクションをまぜて届けます。

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学校じゃ教えてくれない クリエイターの苦悩図鑑 -全文 無料公開します-

反面クリエイター@hanmen_creator と申します。noteでは普段、クリエイターの方々の裏側にある、さまざまな苦悩をショートショートで書いています。この記事はそんな「苦悩の物語」をまとめて分類しなおした一覧です。 昨今、子どもたちのなりたい職業にも「クリエイター」が上がってくるようになりました。作り手側としては嬉しい限りですが、学校で教えてくれるのは「こんな人たちが活躍している」「それでも、なれる人は一握り」といった、表面的な話ばかりだったりします。 だからこそ

    • 書いた短編を朗読するYouTubeチャンネルを立ち上げました! よかったらぜひ1本聞いてみてください ①AI普及後に生き残る2人のクリエイター https://youtu.be/2iokQNMBTaA ②ライトノベル作家を目指してもう30歳 https://youtu.be/hR9yLvaXAYY

      • 別に有名にならなくても、「つくって楽しい」だけでも、いいんじゃない? -とある音楽系YouTuberの独白-

        「YouTubeのチャンネル登録、1万人なんてすごいですねぇ」 最近ではそんなふうに言ってもらえることも増えてきた。やってきたことを認めてもらえるのは、すなおに嬉しい。 大学生のころから、YouTubeに歌ってみたの動画を上げ続けてもう3年になる。コロナのせいで、大好きなひとりカラオケに行けなくなったから始めたインドアな趣味だったが、人間は「出来ることがそれしかない」と続くもののようである。 最初のころは1本つくるのも一苦労だったが、いまではもう慣れたもの。平日の夜に練

        • 100点を120点にできるクリエイターしか残らない厳しい世界。0点を20点にできる全ての創作を賞賛する優しい世界。

          2025年、AIを使いこなすことはクリエイターにとってもはや当たり前となった。いまから思えば、2022年のAIイラスト騒動が最初のきっかけだったように思う。あれをかわきりに、音楽、映画、ゲーム、多くのクリエイティブ領域でAIを活用しようという動きが加速していった。 わたしもいち早くAIを導入したひとりで、いまもなんとかクリエイターとして生き残れてはいる。しかし、残酷にも創作の世界は大きく二分されてしまった。 ひとつは 「100点を120点にできるクリエイターしか残らない厳

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        • 書いた短編を朗読するYouTubeチャンネルを立ち上げました! よかったらぜひ1本聞いてみてください ①AI普及後に生き残る2人のクリエイター https://youtu.be/2iokQNMBTaA ②ライトノベル作家を目指してもう30歳 https://youtu.be/hR9yLvaXAYY

        • 別に有名にならなくても、「つくって楽しい」だけでも、いいんじゃない? -とある音楽系YouTuberの独白-

        • 100点を120点にできるクリエイターしか残らない厳しい世界。0点を20点にできる全ての創作を賞賛する優しい世界。

          あるVtuberの配信が、わたしにまた絵を描く勇気をくれました。

          人に自分の描いた絵を見られるのが怖い。そう思うようになって、もう1年になる。 中学生のころまでは趣味の合うクラスの友達に自信のある絵だけ見せては、「うまいねぇ」「すごいじゃーん」なんていう、わたしの自尊心を満たしてくれる言葉を引き出そうとばかりしていた。 しかし、高校生からはじめたTwitterやpixivでのイラスト発信。「もっと褒めてほしい」という気持ちの延長ではじめたそれに対する閲覧者の反応は、あまりにもリアルでどろどろとした人間の汚い部分をわたしに突きつけてくるも

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          本紹介系YouTuberのわたしが、クソコメをつけるやつらの正体をあばいた話

          「このクラスに、心ないコメントを書いた人がいます」 教授は落ち着いた声で言った。先週、大学の日本文学の授業おわりにおこなわれた授業評価アンケート。無記名の形でおこなわれたそれに、クソコメを書いた生徒がいたらしい。 無記名アンケートではたまにあることのようで、教授も特別怒っている様子はなく「特定しようと思ったらできるんですから」と生徒たちに牽制の意味で言っているようだった。 ただ、そのクソコメを書いたやつの気持ちもわからないでもない。単位のために受けている人も多いこの日本

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          来月でアプリゲーム事業部 桑原チームは解散します。

          チームメンバーのみんな プロデューサーの桑原です。すでに全体定例の場で先に口頭でも話をさせてもらいましたが、来月末をもって、アプリゲーム事業部 桑原チームは解散となります。それとともに、わたしもこの会社を去ることになりました。 わたしの力不足で、こんな結果となり大変申し訳ありません。わたしたちの作るゲームが好きだと言ってくれるファンのみなさんにも申し訳ない気持ちでいっぱいです…。 最後に言い訳がましく聞こえる人もいるかもしれませんが、いまの想いをここにつづらせてください

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          ライトノベル作家を目指して、今年で30歳になります。

          中学生のころの夢はライトノベル作家でした。当時、本屋に並んでいる色鮮やかなライトノベルの表紙の中、ピカピカの金の帯に書かれた「第8回スニーカー大賞 大賞受賞」という文字に目を奪われ、手に取った「涼宮ハルヒの憂鬱」。それがどっぷりとライトノベルにハマるきっかけとなりました。 福岡の片田舎で「何か大きなことを成し遂げたい」と思っていた中学生のわたしには、本の冒頭で語られたあの有名な前口上「ただの人間には興味ありません」という言葉がなんだか自分の主張を代弁してくれているようで、深

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          今日からnoteをはじめました。よろしくお願いします!オモテでは楽しそうに見えるクリエイターたちにも、作品のために苦しくもがくウラの姿がある。そんなクリエイターの苦悩を、実話とフィクションを混ぜてショートショートの形で書いていきます。

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