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創作大賞2024 応募作品&いただいた感想文

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掌編集です。全五話。一話完結なので、どこからでもお読みいただけます。読んでください! ゆるいファンタジーです。異世界旅行も生まれ変わりもありません。 いただいた感想文も収録。あり…
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記事一覧

本当は、誰にも教えたくない。大人の胸キュンな掌編集

本には、想像力の余地がある。 映像作品やマンガと違い、登場人物や風景が具体的な絵で表され…

タカミハルカ
2か月前
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【創作大賞感想】球体の動物園/著者:半径100m

妻とは一、ニ度しか動物園に行ったことがない。妻が檻の中にいる動物が可哀想だからと言ったか…

とーと
2か月前
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『球体の動物園』創作大賞感想文

人生、半世紀を超え、読む物も変わってきたなぁと思います。 絵本、漫画、児童書から始まり、…

nanakorobi yaoki
2か月前
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「創作大賞2024」レポート――わたしの推し作品

「書く」という行為は自己表現、だから自分が書きたいことを書きたいように書けばいいんだ。 …

『球体の動物園』(創作大賞感想)

 半径100mの球の中には、沢山の物語が詰まっています。いつも不思議で独特な世界観を紡ぐ半径…

櫟 茉莉花
2か月前
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掌編集『球体の動物園』 いそげスローロリス

「あぁ、あんた見てたらイライラする。いいわよ、私がする」  莉奈ちゃんはそう言って、私の…

半径100m
2か月前
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掌編集『球体の動物園』 たぬきおやじ

 近所の体育館で行われる『いきいき体操教室』の申し込み書に必要事項を記入していた節子さんの手が止まった。年齢という欄で、右手にボールペンを持ったまま静止している。  あら、私は、いくつになったんだっけ?   節子さんは天井を見上げて眉を寄せた。天井の木目は何も教えてくれない。  八十を超えたの覚えているけど、何歳超えたんだっけ?   節子さんはしばらく考えて、八十四と書き込んだ。  たぶん八十四か五だ。一歳くらい間違えても怒られはしないだろう。  そう決めつけてから、いつから

掌編集『球体の動物園』 エミューの笑み

「変なヤツが、うちのビルの屋上にいるみたいなの。ちょっと見に行ってくれるかな?」  社長…

半径100m
2か月前
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掌編集『球体の動物園』 かばうらら

 今日、かばが来る。かばが来る。かばと会える。  目が覚めるとすぐにそう呪文のように唱え…

半径100m
3か月前
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掌編集『球体の動物園』 ゴリラVSイメージ

「おい、ねぇちゃん、俺たちと遊ぼうぜ」  今どき珍しい声の掛け方をされたとき、私の頭の中…

半径100m
3か月前
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