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ジャズ研でいうと?

私は「もとジャズ研おじさん」。
ジャズ研所属の学生〜社会人の成長をたくさん目にしました。

で、アマチュアミューシャンの到達の尺度は、大学のジャズ研の年次で相対比較すると、どれくらいのうまさか目安にしやすいと思う。
柔道や剣道とか、将棋の「級」とか「段」みたいに。

「あの人、どれくらい吹けるん?」
「うーん、ジャズ研三年生くらいの感じですかね」

換算法

一般論として在籍を4年とします。
後半のざっくり一年間は就職活動や卒論などに費やすので、
ジャズ研の「一年の終わり」「二年の終わり」「卒業時」の3つの段階を考えました。

1年生の終わりに求められるもの

  • 一曲くらいはバンドで通して演奏ができる(一回生発表会など)

  • 簡単な曲・定番な曲(ブルースや循環や定番歌もの)のアドリブができる

2年生の終わりに求められるもの

  • バンドで1セットくらいは演奏ができる(レパートリーが数曲)     新歓ライブとか、ありますよね。

  • よくやる10-20曲についてセッションで演奏できる

卒業時にもとめられるもの

  • バンドでライブができる

  • 大学外のセッションに参加できる

  • スタンダードブックのだいたいの曲は(やれといわれれば)できる。

3年生と4年生は人によりさまざまです。
実習とか卒論の実験とか就職活動とか一律の成長過程にはならない。
そこはあえて区切らず(できる人を4年生水準、そうでもない人を3年生としたらいいかなあと思います。このあたりはざっくり気分です)。

これはあくまで1993年〜2000年まで神戸大学軽音楽部ジャズに在籍していた私の感覚です。わんさかプロを輩出するわけではなく、しかし山野(YBBJC)にコンスタントに出場するくらいの、全国的にみたら、「中の上」くらいのジャズ研の感じの感覚でしょうか。

現在は大学のカリキュラムもタイトになりましたし、学生の経済事情も厳しい。ジャズなんぞ「余暇」に没頭する時間は減っています。
しかし逆に音源や教育素材など情報は入手しやすくなっているので、メリットで相殺できると思う。

換算法はなんのため?

「なんでこんな気の悪いことをいうんじゃ」と思うかもしれません。
換算法は人を選別するためではありません。
「誰にむけて語っているのか」を明確にしたいからです。

段階ごとに、トレーニング内容や目標も違ってきます。
視点もかわるから心に響く内容も違ってくると思います。

1年生の段階で、コードチェンジの複雑な曲に取り組んでトランスクライブをしても、それはすぐには役にたたない。
積み上げてゆくにも、効率のよい順番というのもありますから。


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