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(振り返り日記)6月のエッセイまとめ

ああはやく
カレンダーをめくりたい。

毎月、月末の「1ヶ月振り返りエッセイ」を書き終えるそれを
未来へ移行する合図ってことにしてる。

奇数月を迎えるので、今月は4つすべてのカレンダーをめくるの。
たのしみだなァ。

さよなら6月

1番読まれた記事

元気でな

最後に伝えられる言葉は、「元気でな」ってそれだけだった。

まるで、RPGの村人みたいに
Aボタンで声をかけると同じセリフを繰り返すモブみたいに
それだけを繰り返した。

(6月30日時点の閲覧数=403)

彼が退職して、もうすぐ2週間。
いなくなる前は「いなくなったら困るよ〜」って思っていたのに
不在の日常に慣れるのって、あっというまだ。
ほんとうに、何事もそう。
なにがあってもなくても生きていけちゃうし、へらへら笑えちゃうの、困っちゃうよね。

世の中には、すれ違うだけで声も聞けない人もたくさんいる。
その中で、数ヶ月でも同じオフィスで働いて、名前を呼んだ人のことをエッセイに残した。
だからわたしは何年経っても、彼のことを思い出せる気がする。
なんだかそれは、あたたかい軌跡だなあ。と思うのです。


2022_0619_だからさよなら

愛というのは
あなたの未来のためではなくて
わたしの依怙として存在しているのだと
もう、気づいている

(6月30日時点での閲覧数=391)

ピアノ日記で閲覧数が多かったのはこの作品でした。
突出的に多かったわけではないので、なんかたまたま〜って感じだと思うんですが

愛について
この戒めの主題は、6月を通しての強いテーマだったかなあと思います。
わたし一生この話していくと思うけど。今月は特に

いちばん気をつけたいことだし
この主題を理解していない人に、
(そのひとが、わたしの家族や友達を、愛を装って攻撃することに)
わたしはすごく腹を立てるのかもしれない。


1番スキがついた記事

手紙と封筒のこと

「もう1曲聞きたいと思わせるライブ」みたいに
少し中途半端というか、満ち足りないぐらいで終わりがきてしまう
っていうのが、ポストカードのいいところだと思う。

この物語は、「強い熱量を持って」とか「日常の気付き」とか、特に何もなくて
ふつうに、友達におしゃべりするみたいに
このエッセイそのものが、手紙の延長線上だったかもしれない。
たぶん、毎日書いてなきゃ、わざわざ書かなかった物語。

写真を挟んだりしながら、
ぬるま湯みたいな温度感っていうのが、個人的にnoteらしいなあと思うので
たくさんスキしていただけたのが嬉しいなあと同時に、「noteだな〜」なんて思っちゃって、なんだかにんまりしちゃう。
ありがとうございます。


いつもと違う気分で書いた話

まじで宇宙人が怖いの仕方ないよね

岸田奈美さんのnoteを読んで書きました。
みが家族じゃなかったらよかった(姉のはなむけ日記)
このタイトル衝撃的過ぎる

わたしの中で、繊細な話題を取り扱っていて
繊細な内容って、受け取り手によっては暴力的に感じる可能性が高いんじゃないかな〜と思っている。

つまり、取扱いが難しい。
言わぬが仏がすぎる

コーヒーと手紙とケーキの話をしていたほうが、"安全"だと思う。
取扱いが難しいということは、言葉もめちゃくちゃ選ぶし、書くのに時間がかかる。
誤解をできるかぎり起こさないためのフォローみたいなものも必要だから、自然と量も増える。

でもせっかく、2年以上かけて言葉との親密度を上げて
オンラインで言葉を紡いでいるならば
ときどき、難しいものに挑戦したくなる。
「書きたい」じゃなくて「書くべき」と思ってしまったときには

「いやー、大学生って怖いよねぇ」

自分からそんな言葉が出て、ハッとした。
何年か前まで、わたしだってあっち側の、大学生だったのに……

ブリオッシュなんてなくても

パン屋
ああなんと美しい響きだろう。
パンはコンビニでもスーパーでも買えるのに。
うちの近所のスーパーのパンは美味しいとわかっているのに。
ああ、パン屋。
この世からパン屋が消えても、パンは食べられる。
それなのに、この世からパン屋は消えない。

基本的にわたしのエッセイは「主題に向かって」「不必要な言葉を削ぐ」って気持ちで書いてる。

これは主題にも向かっていないし、不必要な言葉を削ることもなかった。
読んでもらいづらいエッセイかもしれない。

久し振りにパン屋でBluetoothキーボードを引っ張り出して、本当に良い気分だった。
最後にそんなことをしたのはいつだろう…

前日に有料記事を書いていたのもよかった。
有料記事は、不必要な言葉を削らない傾向にあるというか、敢えて書くべきより「書きたい」で無駄なことを書いたりしている。
ということで、有料記事を書いたばかりのわたしは「おしゃべりたのしいモード」に突入していたのである。

そしてパン屋
べつに食べなくても良いブリオッシュ
わたしは無駄を愛している。

ああ、なんと美しいんだろう。
なくてもいいもの、というのはこんなにもわたしを満たす。

楽しかったな、パンをかぶりつきながら、適当にコーヒーを飲んで
外を眺めたりして
ときどき、隣のおじさんの様子を伺ったりして

このエッセイそのものが無駄かもしれない。
書いても書かなくてもいいエッセイ。
やっぱりわたしは、無駄を愛している。しみじみと思ってしまうのである。


好きな言葉

百年の祈り

飛び込んでいくのだ、新しいわずらわしさに

吉本ばなな "とかげ(キムチの夢)"

かつて刺さったせりふなのに、ぜんぜん覚えてなかった。
ていうエッセイを書いてから1ヶ月も経っていないのに、すっかり忘れていた…
ここに書いておけば来月末のわたしが見直すと思うのでメモ。

いまでもね、刺さっているんだよ。
ずっと、刺しておきたいんだよ。
でも忘れちゃうの。薄情だよね。
痛みだって意図していないと、時間に負けてどこかへ行ってしまうから。
覚えていたいことは、努めて留めなければいけない。


(おわりに)

このエッセイを書き始める前には、「今月はなんもなかったな〜」と思ってた。

確かに何もなかった。
特に月半ばを過ぎるまでには「なんとか書き続ける」という気持ちに比重を置きすぎていて、そういうときに書いたものってちょっとつまんない。
って思ってたのに。

印象深い物語が多くて、ピックアップが難しかった。書きたいことをだいぶ削った。
ある一定の練度の低さっていうのは、何も考えずに書いてるってことで、妙に本音だったなあ。なんて思う。
いつかの未来に読み返したら、「なかなかやるなァ」とか「責めてたな〜」なんて思う1ヶ月だったんじゃないかな。
なーんて

あと、ぼんやり思っていたというか、
認めたくなかったことを認めつつある感覚

時間がかかるような書きものが何かっていうのもわかりつつあって
それってやっぱり面倒なんだけど
そういう手間ひまをかけているときほどおもしろいんだよな〜〜〜

でもそれは毎日できないし
好きかと問われたら、さくっと書けるようなものを、毎日ざくざく書いていきたいという気持ちもある。
でも気づいてしまった、手間ひまのおもしろさ。

だからっていますぐに毎日更新をやめようとか
おもしろいに全振りしようとかそういうことじゃないんだけど
もう認めていきていこう。とは思っています。良い諦め

ずいぶん暑い毎日になりましたね。
お気に入りの傘を自慢する日間もなく、梅雨が終わっちゃった。

最近は、ハーブティーを冷やして飲むのにハマっています。
30余年生きてきてようやく気づいたんだけど、アイスティーにして常備するなら、ふつうの紅茶よりハーブティーのほうが好きだわ。
いままでぜんぜん気づかなかった。
なんか、アイスティーの減りが悪い気がする、とは思っていたんだけど
ハーブティーにしたらめっちゃ飲むわ。びっくり

人生ってまだまだおもしろいね〜
なんて思える健やかさを保って、そらじゃあまた次の月末に。

6月30日29時 松永ねる

名前の表記を変えました。名前が欲しかったんです。
深い意味はなくて、前髪をちょこっと切ったくらいの気分でいます。


【photo】 amano yasuhiro
https://note.com/hiro_pic09
https://twitter.com/hiro_57p
https://www.instagram.com/hiro.pic09/


※そんなわたしが6月に摂取していた栄養

※now playing

寺尾紗穂さんって、大学生のときにコピーしたんだけど
Spotifyで見つけて懐かしくてお気に入り登録してたら、新婦のお知らせが届いた。
うれしい、現代人でよかった。
寺尾さんのピアノは好きっていうか憧れ


※有料部分は、選外エッセイの紹介です

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