未来へのプレゼント
「わたしの肌って、乾燥してるのかも…」
そう気づいた夜から、毎日パックをするようにした。
最近は花粉のせいか、マスクのせいか、外出が増えたからなのかよくわからないけど、目の周りが信じられないくらいガサガサする。
朝起きるとまぶたが腫れていることもあって、最悪な気分。
そうだ、パックがあるじゃないか。
お気に入りのパックの中に、どんと構えている、君がいるじゃないか。
「日常用」のパック。
特別なときじゃなくて、毎日ガンガン使えるパックを、用意していたんだった。
パックをしたら、10分とか15分とか、放置しなきゃいけないって思っていたけれど
もう、そんなことは忘れた。
そんなにまじめに生きなくていい。
わたしはお風呂上がりの顔にそのままパックを貼り付けて、髪を乾かす。
パックをしている時間は5分くらいかもしれないけど、それでいい。
効果があったのかもわからない。
でも、しっかりパックをしたあとのわたしは、いつもより丁寧に、化粧水とかクリームを塗り込む。
「元気でありますように」と願いながら、自分の肌にきちんと触れる。
それだけで、いいような気がしている。
きちんと、自分の身体を「いたわる」時間を、毎日設けること。
疲れている顔の日もあるけれど、鏡を見ながらへらへら笑う。
「よし、頑張ろう」とか、「まあ、いいか」とか、思うことはいろいろだけど、気遣いができている自分に、わたしは満足する。
*
そういえば何ヶ月か前に、「シミが消えるクリーム」というものを導入してみた。
シミは決してなくならないけど、なんだか薄くなってきたような気がする…
*
それでいいんだ、とわたしはもう一度頷く。
あのときわたしは、選んだんだ。
「シミがちょっとでも薄くなりますように」って、願ったんだ。
たぶん、その願いは叶っている。
わたしの顔にはシミがあるし、赤みが強いのがコンプレックスだけど
毎日クリームを塗って、パックをする。
体質が大きく変わることはないかもしれないけど、きちんと気遣う。
今すぐに効果があるわけじゃないかもしれないけれど、少しずつ整えてゆく。
自分がすこやかであることは、今日のわたしへのご褒美であり、
そして、未来の自分へのプレゼントなのだと思う。
何ヶ月か先のわたしが、自分の顔を見て絶望しないといいな。
結果はわからないけど、いまできることから始めて、これからたくさんの困難を乗り越えるわたしが、少しでもすこやかでありますように。
最近は毎晩、そんなふうに願っている。
(日常用のパックと言えば、コレ! ケチらず使えるところが好き)
(シミを薄くしてくれたのはあなたです)
(最近パックの存在を思い出したときの記事)
(シミを薄くしようと誓ったときの話)
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