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明るい未来は誰かに任せて、今日も僕はコーヒーを買う

だるい。

暑いのか気圧なのか寒暖差なのか全部なのか知らないけれど、とにかくだるい。
暑いのは、まあ百歩、千歩、一万歩譲って許せるとしても、この空気の「重た暑い」感じは、許せない。
返してくれよ、あたしの夏を
夜、窓を開ければ風がすうって気持ちいいの。
あれって幻想だったのかな? 真夏の夜の夢?

空気の重たさの原因はおそらく湿気だと判断したので、除湿機を起動。
あたしってほんとに賢くないから、温度計と、湿度計は頼りにしている。
腹八分目とか、寒いとか暑いとか、或いは痛いとか、自分の感覚がよくわかんない。
ぜんぶ、気のせいな気がしてしまう。
だから、湿度計は良い。
70%を目安に、起動するようにしている。わかりやすい。

エアコンもつけるよう、うるさく言われているので起動させている。
隣室のエアコンは、このあいだ新品になった。
入居して初めての夏に、エアコンが壊れたのはラッキーとか言いようがない。
無償で、新しいエアコンに交換されて、ずいぶん快適だ。

隣室のエアコンは、リビングを涼しくしてくれる。
で、いまは自室にいるんだけど、この部屋暑くない? ねえ、気のせい?
じゃあ、この部屋のエアコンもつけちゃう?
ロボ太(温度計つき扇風機+温風機)によると、24度らしい。
……そんなに暑くないじゃん。
でも、壁掛けの温度計は30度って言ってる。
あれ、28度?
30の近くに針があるんだけど、何度かわからん。デジタルで教えてくれ。
あと、ロボ太と気を合わせる訓練をしておいてくれ。
君たちの飼い主は、残念ながら賢くない。

暑い。
そしてだるい。
気がする。

自分で言っといてナンだけど、これって結構名言な気がする。
やさしいあなたにも伝えておくね。ご自愛ください。

やる気が起きないときは疑う

🍚ごはんは足りているか
🌟睡眠は足りているか
☀️寒かったり暑かったりしないか

疑ってもダメなら寝る
オフ状態になるのが任務

具合が悪いときも同じ手順だよ😌
そして、このみっつ🍚🌟☀️が快適であるよう、可能な限り努めること。
みんな、約束だぜ✌️

https://twitter.com/hangloose_5/status/1673316430438096896
Twitterで使う、絵文字がすき。色がたくさんでかわいいから

ここまでが盛大な前置きで、
とにかくだるくて暑いような日々を、例に漏れず送っているわけだけれど、なかなか身体が動かない。
いつもできることができない。
洗濯とか掃除とかゴミ出しとか

特に、掃除なんて後回しになっちゃう。
洗濯とゴミ出しと違って、目に見えないから。

あと、後回しになっちゃってるのがコーヒー。
うちは年中、サーバーいっぱいにペーパードリップしたコーヒーを冷蔵庫に常備。
夏は氷を淹れて、冬はレンジで温めたり、好き勝手に飲む制度なんだけど、コーヒーが足りない。
家にいるのでたくさん飲むのに、淹れるのが面倒。
だって麦茶より、圧倒的に面倒。

あーあ、あたしってばダメだなあ。

と思ってしまったら、それは”旧松永”なのである。
“新松永”は一味違う。

そんなときは、コンビニに行ってしまうのだ。
コンビニのアイスコーヒーは、美味しい。
あのカップもいい。ぺこぺこするやつ。
誰かに淹れてもらう、淹れたてのコーヒー。

普段はね、コンビニのコーヒーは特別で
誰かと飲むときとか、頑張りたいとか、ご褒美とか、夜の散歩のついで(あくまで散歩がメイン)とか
「コーヒーを買いにコンビニへ」は行かない。
だって、コーヒーは家で淹れられるし。
でも、ハイチュウは家で作れないじゃん。
メロンパンも。作れるかもしれないけど、ファミマのメロンパンはやっぱり違う。最高だ。推しが推してたっていうのもあるけれど。
あと、コンビニはおにぎりもいい。家のおにぎりとは違う。ラーメンと、カップラーメンくらい違う。
あ、カップラーメンも好きだ。そして、家で作れない。

コンビニでは家で再現不可能なものがたくさんあるけれど、コーヒーは比較的再現率が高い。
正直、うちのコーヒーも旨い。あたしが、あたし用にチューニングしてるから。

だからね

でもね
「でも」って言葉は、笑ってるときにしか使わないから許してよ。
笑っているときか、覚悟のあるときにだけ、使うようにしているのだけれど
いまは前者。めっちゃ前向き。

でもね
たまには、コーヒーが淹れられなくてもいいよ。
コンビニで買っちゃおう。
いやあ稼ぎも少ないし、先月いっぱい買い物しちゃったし、このあいだご褒美とか言ってお花も買っちゃったけれど
それでも

大丈夫だ。
コーヒーを淹れられないときは、コンビニで買おう。
だから今日は、コンビニコーヒーを飲んでいる。
今日も、コーヒーがうまい。
だるいし、暑いし、それが気のせいかもしれないけど、大丈夫だ。
コーヒーが、うまい。

こうして、なんとなく日々エッセイを書いているのだけれど、今日は衝撃的なことに気づいた。
わたし、「良いインプット」をすると、書きたくなくなるときがある。
ちょうど、「書くことにインプットはあまり重要ではない」という宗派に属しているという話をしたところなんだけれど

わたしは、インプットより、アウトプットをし続けたい派。
書いたあとに、書いた内容について考えて、また新しいことを書きたくなる。書いてみようかな、という気になる。
それをずっと、繰り返している。

それはある意味、空白を埋めるような作業かもしれない。
そして、「良いインプット」は空白を埋めてくれるのかもしれない。

今日は。「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」を見たんだけど、ナニコレめっちゃおもしろいじゃないか。
とても好きだと思えて、心地よくて、きちんと満たされて
「良い時間を過ごしたな」と思えた。
それこそ、だるくて暑い日々にも、ソファーに沈む時間にも、意味があったかのような。

だとすれば、
わたしはきっと今日も、半分くらいは「ムカつく」を原動力に書いているのかもしれない。
届かなくて悔しかった誰かを
許せなくて悔しかった自分を
今日も、インターネットの海に投げている。

そして、ときどき花束を
あるいは、一輪の花を
ただ、美しくて幸福だと思えた誰かのやさしさを、記しながら書き続けている。

だから、わたしのエッセイは基本的に、瓶底みたいだと思う。
瓶底に固まった、インスタントコーヒーを
なんとか振り回したり、お湯を入れたり、あるいは諦めたりしながら
今日も、眺めている。

明日は明るい、という言葉がある。
いつか陽は昇る、という言葉がある。
誰かのそんな言葉に、それがどれほど無責任であっても、救われてきた。
救う方も救われるほうも、たいがいは無責任なんだ。それでちょうどいい。

ただ、わたしの書く明日は、明るくないかもしれない。
どうしようもない今日に、少し”灯す”ために書いている。

信じていれば夢は叶うとか、明日は明るいとか
そういうのは、本物のアカレンジャー(この言い回しが気に入っている。世の中のアカレンジャーには、本物と偽物がいるのだ)に任せておきたい。
わたしは今日も、偽物のアカレンジャーと、その他大勢の青とか黄色とかピンクのレンジャーたちと、コーヒーを飲んで(カフェインレスも紅茶もきちんと用意して)、空を眺める。

今日も、お疲れさま。
うまくいかないことばっかりだねえ。
そして、どうしてひとは、うまくいかないことばっかり覚えているんだろうねえ。

明日が、今日より良い日かどうかわからないけれど。
そしてわたしは、偽物のアカレンジャーだから、「明日も太陽が昇るぜ! だから大丈夫!」とか言わないから
その代わり、コンビニのすべてのコーヒーに呪いをかけておいたよ。
どんなときでも、「ま、いっか」て思える呪いね。
明日もだるかったら、どうか思い出して。

アタシもそうする。


【photo】 amano yasuhiro
https://note.com/hiro_pic09
https://twitter.com/hiro_57p
https://www.instagram.com/hiro.pic09/
青春ブタ野郎を見たわけだからね
江ノ島の写真だよ



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