がんばらない経営
こんにちは。部屋と外の気温のギャップに悩む半顔です。
これまでYSCCは何度かネタにしましたが、イチオシの水戸ホーリーホックに関することを何も書いてないことに気づきました。
というわけで今夜は水戸ホーリーホックに関するネタです。
業界異色の経営方針を持つケーズデンキ
水戸ホーリーホックのトップスポンサーはご存じケーズデンキです。
このケーズデンキの経営理念に「がんばらない経営」というのがあるのをご存じでしょうか?
何かとノルマの厳しい家電量販店業界で、あえて厳しい目標を課さず、
社員に無理をさせない経営方針を徹底しています。
「働き方改革」が叫ばれるようになる前から、一足早くそれを実践していると言えそうです。
その根底にある思想が、
「社員を大事にすることでお客様対応の質も上がる」
確かに、店員に余裕がないとお客様への対応もおざなりになりがちです。
特に電気製品では専門性の高い質問もありますから、余裕がないと頓珍漢な受け答えになっちゃう。
実際、他社の量販店で暖簾に腕押しみたいな応対を受けた経験があります。
どことは申し上げませんが、その会社は東日本大震災の際に乾電池をボッタクリ価格で提供して大顰蹙を買いました…
接客に惹かれ、転居後も遠方からわざわざ買いに来る例もあるとか。
>お店から買ってるわけではないんだよ、お兄ちゃんから買ってるんだよ
こんなこと言われたら店員冥利に尽きますね。
大切にする順番が
1.従業員、2.お取引先、3.お客様、4.株主
何かと株主利益の最大化を迫られる昨今では珍しい方針です。
がんばらない運営・水戸ホーリーホック
その経営理念は、水戸ホーリーホックにも伝播しているような気がします。
J2では一、二を争うほど売り上げ規模は小さいですが、ここ10年ほどは尻すぼみすることなく、毎年着実に成長を遂げています。
これまで上のカテゴリーへ!と背伸びをしては崩れてきたクラブをいくつも見てきました。
その点、飛躍的な成長こそないものの、身の丈経営で着実に歩む近年の水戸は安定感があります。
最近は2024年目途の新スタジアム建設構想、第三者割当増資と多少ターボがかかってきましたが、個人的にはやはり今までの水戸と同様、マイペースで事業が進むのかなという気がしてます。
そして、達観してそれを待つだけのゆとりが多くの水戸サポには備わっているような気がします。
それが水戸サポの良さでもあります。
がんばれなかった人生
ここで強引に自分の話に引き込んでしまうわけですが(もはやお家芸ですね)
私がこれまで歩んできたのは「がんばれなかった人生」です。
まずサッカーで頑張ること自体を頭ごなしに否定(禁止)された。
かといって、勉強も時間を持て余したからやっていただけで、決して頑張ったとは言えない。
確かに親からは「無理をするな」という声かけは数多経験しましたが、頑張れと声をかけられた記憶がない。
かくて、がんばるという経験のろくにない失敗作の人間が出来上がってしまいました。
今でも「無理をするな」と言われると「お前には大したことができないんだから適当にやっとけ」と言われているようで拒絶反応みたいなものを感じることがあります。
サッカー部の皆さんは自分の肉体を限界まで追い込んでますよね。
頑張って。無理をして。
そんな皆さんを素直に尊敬しますし、羨ましいと思います。
憧れます。歳は関係ありません。
ただ、頑張れなかったと人生の全てを否定するのは早計かもしれません。
確かにプレーヤーとして頑張ることはもはや非常に困難なわけですが、
別の形でサッカー界に貢献できるかもしれない。
その道をなんとかして探っていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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