俺の就活記

前回の投稿で、新卒就活に関しての持論を展開した。
とはいえ、俺のここまでの流れがないとその説得力は皆無だろう。
そこで、まずは簡単に自己紹介をする。

・大手エンタメ企業勤務
・営業職(法人営業)
・新卒3年目
・(転職したい)

じゃあ、ここからは俺の就活記。
誰かの参考になればと思う。

①いつから就活を意識したか

俺は大学3年時に1年の留学を経て、
帰国後の大学3年のタイミングから就活を始めた。
まずは何をして良いかわからなかったので、帰国前のタイミングから興味のあるインターンに応募しまくった。
インターンの有用性については、今後ニーズがあれば書きたいと思う。

まず最初に参加したのは、某大手通信企業のインターン。
帰国後1ヶ月後の8月あたりから約2週間参加した。
その時は周りのレベルの「低さ」に辟易とした。
「いや、わざわざ夏休み使って何しに来てんの?」と思ってた。
正直、「俺できてるわ、就活余裕だわ」と思った。
業務内容はチームの人についてのOJTみたいなもの。
通信会社の営業職だったので、商談同行をしたりした。

そのまま早期選考ルートにすすみ、内定。
多分年明け1月くらいには内定を貰っていたかと思う。
ただ返答期限が2週間だったから蹴った。

他には、その時の第一志望だった航空業界のインターンを受けた。

「早期選考」とか「内定」っていう言葉を多く聞くようになって、
「あ、本当に就活生になったんだ」って思った記憶がある。

このインターンの経験を受けて、「就活」ってものが現実味を帯びたので、
インターン自体は是非受けた方がいいと思うが、
「受けてないから第一志望には行けない」っていう考えは捨てた方がいい。
実際、俺は今いる会社にインターンがあることすら知らなかった。
結局、これは運なんだよ。

②何社受けた?軸は?

受けたのは結局10社くらいだったと思う。
周りと比較するととっても少なかったと思うけど、
インターンで内定を貰った経験からどうせどこかに就職できるとは思ったし、
興味もない業界のESが全く書けなかった。

というわけで、俺の軸は「とにかくやりたいことを追求する」だった。
だって40年くらい同じ仕事をするかもしれないんだもん。
興味ない仕事をそんな期間できるほど、俺の人生は無価値じゃない。
だから、とにかく興味のあった航空業界とエンタメ業界をメインにして、あとは記念受験で数社受けた。

ただ、これに関しては前回の記事でも伝えた通り、正直そこまで気にしなくてもいいかもしれない。
「まずはとにかく受けてみる」っていう心で立ち向かうのも悪くはないかもね。

ただ、ESを書いてる自分、面接を受けてる自分がイメージできない業界はよくないと思う。
嘘でもいいから志望動機があって、嘘でもいいから「御社が第一志望です」って言えるところじゃないと、
きっと入社した後苦労するぜ。

「軸」ってのは答えがないからこそ、志望動機以上に自分で考えるべきポイントかもしれないな。

③内定をもらうまで

ESで落ちたところは少なかったと思う。
落ちたのは、やっぱり記念受験で受けた企業だった。

最初に航空業界のことから話そう。
第一志望だったパイロットは、どこも最終で落ちた。
こればっかりは運だから仕方ない、と思うしかなかった。
ただ、諦められなかった。

その他総合職はインターンから最終まで進ませてもらえたけれど、
後述する他企業との日程の兼ね合いで辞退した。

そして今いるエンタメ企業。
ES出したところ、全部通った。
「あ、これが転職なのかもな」と思った。
だから航空業界を蹴ってでも、飛び込んでみた。

ただ、受かった理由はまったくわからなかった。
「これは手応えあった!」っていう面接は一回もなかった。
受かった理由を挙げるとすれば、
「とにかく熱量だけで押し切った」
っていうところかもしれない。

好きなものを仕事にしたい、俺が一番好きだ、絶対にこうした方がいい、
っていう思いをとにかくぶつけまくったのが良かったのかもしれない。

そういう企業もあるんだから、考えすぎるなよ。

④まとめ

そして、内定を貰ったエンタメ企業に就職、今に至る。
俺は別に今まで選択を間違ったとは1ミリも思わない。

インターンに行った経験がなければ、
「この業界わかんないから受けるのやめておこ」ってなってたかもしれないし、
受けた企業の数が多ければ多いほど、
面接などの場数をとにかくこなすことができる。

1つ言いたいのは、「就活に正解はない」。
インターンに行かないといけない、ってこともない。
いっぱい受けた方が有利、ってこともない。
第一志望への熱量が強いから大丈夫、ってこともない。

唯一正解があるとすれば、「自分の中での正解を進め」ってことだと思う。
俺にとっての正解が、「やりたいことを仕事にする」だった。
その結果、航空業界には縁がなかったけれども、
「天職」と思うことができる業界に出会い、内定をもらうことができた。

お祈りメールが何通届いたっていい。
自分の中での「不正解」に手を出して内定をもらうより、
正解を追い求めた100社中1社の内定が遥かに価値がある。

「内定を貰った自分」をイメージするんじゃなくて、
「5年後の自分」をイメージして就活するんだ。

そうすることで目先の利益にとらわれずに、
未来の自分が幸せになる選択をできるんじゃないだろうか。


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