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学校から帰宅した子どもにかけてあげたい、たった一つの言葉とは。

常に時間との勝負をしているJUNです!

だからこそ、家に帰ってくると気が抜けるのでしょうか。約束のすっぽかしが多く、プチ険悪モードを引き起こしてしまいます。最近は、見かねた妻が僕専用のホワイトボードを購入し、視覚的支援をしてくれているおかげで約束を全てこなせるようになりました。

本日は、そんな話題。でも、ないか?

「学校から帰ってきた子どもたちと、穏やかな気持ちで1日を振り返ることができるおすすめの声かけ。」を紹介します。

保護者の方と面談をしていると、

「学校のことを全然話してくれないから、何をやっているのか全く分からないんです。」

というお悩みも多く聞かれます。そんな悩みも解消できると思いますので、ぜひとも、読んでいただけると嬉しいです!

▶子どもが帰ってきたときにかける言葉の正解。

我が家にも3人の子どもがいて、長女が小学校3年生。学校では様々なことを吸収して帰宅します。

あなたは、学校から帰ってきたお子様に対して、何と声をかけているでしょうか。もちろん、「ただいま。」は、なしですよ。

ここでは、明確な正解があります。それは、

「今日は、どんな楽しいことがあった?」

という声かけです。

なぜ、この声かけが良いのかというと、最大の理由は、

「『楽しいこと。』を振り返る思考を生み出すことができる。」

からです。では、逆パターンで考えてみましょう。

「今日は、どんな悲しいことがあった。」

これは、絶対に嫌ですよね。聞いておいて何ですが、悲しいことが次から次へとあふれ出してしまったら、そこからの楽しい夕食が、しょっぱくなること間違いありません。

また、

「何か、心配なことはない?」

という声かけをしていませんか? これは、子どもを心配するがあまりやってしまいがちな声かけです。親御さんの子どもに対する気持ちは分かるのですが、敢えて「心配事」を問うことによって、

「ん~。何か心配ごとあったかしら。」

と、素直な子どもさんほど、真面目に考えてしまいます。結果、それほど気にしていないことを「心配事」として伝えた結果、問題を拡大してしまったり、「パパ・ママが聞いてくるから心配事を探さないと。」という思考になってしまうかもしれません。

どちらにしろ、いや~な雰囲気が家庭を包むこと確定です。

もちろん、子どさんから「今日は、こんな嫌なことがあったんだ。」という報告が出てきたら聴いてあげることは大切です。しかし、子ども側から報告する予定がないのにもかかわらず、親御さんから無理やり「心配事」を引き出すような声かけは必要ないのです。

▶子どもの話を聴いた後のリアクションの正解。

さて、子どもさんが学校の話をしてくれたとしましょう。とびっきりの楽しい話です。

ちなみに、「学校の話をしてくれない。」というお悩みの答えは、

「学校の話を親御さんが聴いてこなかった。」

という原因にいきつくことがあります。基本的には、子どもさんは「聴いてほしい!」という欲求をもっているはずです。その欲求が素直に出ている間にたくさん聴いてあげることで、「学校での出来事を親御さんに伝える。」という習慣をつくることが大切なのです。しかし、高学年になると次第に報告しなくなるのは当然の成長とも言えますので、無理やり聴き出そうとするのは我慢しましょう。

さて、本題にもどって「子どもの話に対する正解リアクション」は、

「そうなんだ~。」

です!!

普通!! そう、単純!! ここでのポイントは、

「子どもの話を共感的に聴いてあげる!」

ということです!!

「でもさ!」とか、「それは違うよ!」とか、「いやいや、あなたの~」などなど。反応を間違えてはいけません。とにかく、

「共感的に聴く!!」

ということに終始しましょう。そして、「頑張ったエピソード。」があれば、大いに称賛し、「頑張ったんだけど、思ったようにいかなかったエピソード。」には、大いに称賛した後に励ましましょう。とにかく、

「共感的に聴く!!!」

ということを忘れずにこつこつと実行してください!

▶共感することの副次的効果。

最後に、「共感的に聴く」ことを実行した親御さんの態度がもたらす良いことを紹介します。ずばり、

「子どもにも、『共感的に聴く』スキルが身につく。」

ということです。共感スキルというと大げさかもしれませんが、

「友達の話を共感的に受け止める。」

というマインドをもつことにつながります。それはそうですよね。おうちでいつも親御さんに聴いてもらえる環境で育っているわけですから、そんな子どもが学校で友達をびしばし否定するとは考え難いものです。

逆に言うと、いつも自分の話を受け入れてもらえない経験を積み重ねてしまっていたら・・・。どうなるかは、想像できるでしょう。

この「共感力」は、これからの時代を生き抜いていく若者にはまず一番に身に着けてほしい資質・能力です。スタンフォード式 生き抜く力

しかし、「どうか身に着きますように!」と神に祈っても身に付きません。だからこそ、普段から親御さんが態度で示すことが大切なのです。

▶まとめ。

本日は、「共感力が未来を切り開く!」という内容をまとめました。

教師をしていても「共感的に話を聴く」ことができる子どもの信頼感たるや、やはり一線を画すものがあります。

やはり、「頭ごなしに否定しない。」子どもや「友達の話を分かろうする。」子どもは、子どもからも慕われますし、まず間違いなくより良い人間関係をつくることができます。

そして、頼りにされるからこそ自信をもって様々なことにチャレンジすることができるという無双状態に入ることができるのです。

ぜひとも、小さな子どもさんを育てている親御さんは、子どもから「もういいよ!」と言われるくらい、「共感的」に話を聴いてあげてくださいね!!


音声でも「共感的」に聴いてください!!



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