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「教師」が意識すべき教室内の「パワーバランス」とは。

現任校で「中堅」から「ベテラン」の域に入りかけているJUNです。

我が自治体は、とにかく若い先生が多い。

ちなみに、「うちの学校は~」と語り始めたら、もしかしたらあなたは「ベテラン」かもしれません。

本日は、そんな話題。

なぜ、「うちの学校は~」と「ベテラン」が関係するのかというと、

「ベテランほど大局的に見る傾向が強い。」

からです。

もちろん、立場の問題もあるでしょう。

しかし、多くの場合は「組織内におけるパワー」の問題も関係してきます。

もう少し言葉を付け加えるのなら、

「組織内でも自分の影響力を出すことができる範囲が大きくなればなるほど全体を見るようになる。」

という人間の特性があるのです。

もちろん、パワーをもつことのデメリットもありますので、詳しくは次章に書いていきますね。

▼「教師」が意識すべき教室内の「パワーバランス」とは。

さて、たびたび書いてきましたが「教室」という狭い世界で一番影響力をもっているのは基本的には「教師」でしょう。

だからこそ、「教師」は、「学級」という組織の全体に目を向けがち。

反対に「子ども」は、「教師」という存在に対して着目します。

学級の「お調子者」が反則ぎりぎりの行動をしたとき、一斉に子どもたちの視線が教師に注がれるなんて経験をしたことがありませんか?

まさにこの「子ども」たちの行動は、教室内の「パワーバランス」がどうなっているのかを暗示しています。

では、「子ども」だけでなく、全体を統率する「教師」の意識も深掘りっていきましょう。

基本的に「教師」は、「学級全体」を意識して判断しているので残念ながら「子ども一人一人への意識はうすくなる」ということが知られています。

しかし、そのような人間の特性を「気付き」で補うため、僕たちは「子ども一人一人を大切に!」と常にキーワードとして意識するわけです。

そして、この「教師は『学級全体』を意識し、子どもは『教師』を意識する」という構図が「心理的安全性」にものすごく影響するのです。

この「心理的安全性」は、「子ども」たちの活動にも直接影響を与えます。

というのも、

「『心理的安全性』が担保されていないとパワーバランスの弱い立場の人の『クリエイティブさ』が発揮されない。」

ということが言われています。

「学級」で言うと、「子どものクリエイティブさが発揮しずらい」という大変残念な環境となってしまうのです。

確かに、「挑戦をねたむ」とか「失敗を笑う」というような環境で、「クリエイティブなチャレンジをしよう!」という意識は生まれないですよね。

だからそこ、「安心して表現ができる学級」をつくりたいのであれば、まずは教師が「パワーバランス」を意識しつつ、「心理的安全性」を確保することが近道なのです。

▼まとめ。

本記事では、「教師だからこそパワーバランスを使いこなそう!」という内容をまとめました。

「パワー」をもつ「教師」という立場だからこそ、「学級全体」の「パワーバランス」を意識し、「安心学級」をつくりだしてくださいね。



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