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【メンバーシップ】「孤独」の使い方

「ひとりぼっち」と聞くと「寂しい人」みたいなイメージってありません?

小学生ですら、「ぼっち」という言葉を使い、何となくネガティブイメージで語りたがる。

親御さんからも、「うちの子は休み時間に一人でいるみたいなんですけど…」とか「友達の名前が全然出てこなくて心配。」という相談をされるということは、何となく「ひとりぼっち」へのネガティブがあるのでしょう。

しかし、「ひとりぼっち」もよしあしがあります。

大人の世界では、「ひとりぼっち」の人を「孤独」という言葉でくくったりますが、「孤独だからこそ力を発揮できる人」は確実にいるのです。

むしろ、「ひとりぼっち=悪」みたいな決めつけで人間関係づくりを強要すると、せっかくの孤独エネルギーを消耗するだけでなく、人間関係でも大きな痛手を食らうかもしれない。

そんな深掘りしていくとおもしろい「孤独」についてさくっとまとめました。

ぜひ、子どもさんへのサポートだけでなく、自己理解の手立てとしてもご利用ください。

▼人間関係から「孤独」になるカラクリとは

個人的な話で恐縮ですが、小学生の頃から先生の気持ちを読むのが得意でした。

先生の表情を常に気にかけ、

「あっ、今イライラしているぞ。きっとあのグループが騒いているからだ。教えてあげようかな。でも、ちょっと距離があるから立ち歩く訳にはいかないし…」

そして、予想通りの雷が落ちると、

「やっぱり。なんでいつもの流れが分からないんだろう。でもさ、騒いでいたのはあのグループだけで、なんでみんなが叱られる必要あるんだろう。この空気感、めちゃくちゃ息がつまるんですけど。」

という感じ。

もちろん、子どもの頃からの気質ですから大人になって今も変わっていない部分あり。

誰かが高圧的な態度で怒り出すなんてことがあると、とたんに心拍数が上がり、その場から立ち去りたくなります。ただ、さすがにおっさんになったので、その気持ちを抑え「さぁ、続きをやりましょうか!」なんて、「なんとも思っていませんよ~」という演技はできるようになりました。

こんな自分の特性が、「内向型」であることはほぼほぼ間違いないでしょう。そして、内向型である人はかなりの確率で孤独エネルギーをもっているといっても過言ではありません。

実は、このどうでもいい余談の中にも孤独の人がもつ特殊スキルが隠れています。それは、

「他者の気持ちを敏感に察知する能力」

でございます!

孤独エネルギーをもっている人の特徴として、「周囲の人の顔色や意見を伺いすぎる」というものがあります。

孤独な人ほど自分に対する自信がないことが知られており、自信がないからこそ周囲を気にしすぎてしまう。しかし、孤独な人ほど周囲の人の感情や物事の本質などを見抜く力に長けていることから、「本当にそうなのかなぁ。」と疑問をもつことも多い。

しかし、疑問をもったところで「ちょっと待ってください!」と言えないのも孤独な人の特徴ですから、必然的に集団から距離を置くというスタンスになるのです。

自分の意見をもっていても、その意見に対してみんなに賛同してほしいと思っている訳ではないので、自分から離れてバランスを取るのです。

しかし、学校とか仕事といった「集団」に属さないと人間はやっていけませんから、孤独な人はさらに人間関係で孤独感を感じるのです。

そして、人間関係に疲れてしまう。

もしかすると、僕の「不登校」も孤独エネルギーをもっていたからこその結果だった可能性もあるということでしょう。

そんなこんなで本を出します。

30分ほどでさくっと読めます!!

5月31日に出ますので、ぜひぜひダウンロードしていただけると嬉しいです(^^♪

▼「孤独」な人が力を発揮するには

ここまで孤独エネルギーをもっている人が、その力をうまく発揮できないパターンを書いてきました。しかし、そのエネルギーを存分に発揮できる環境さえ整えば、孤独な人だからこそ得られる成果があるのです。

では、孤独な人がどのような環境で力を発揮するのかというと、ずばり、

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