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正しい「成果」の捉え方とは。

人生には「目標」が必要不可欠です。

そして、目標達成に向かうために計画を立て、必要に応じて振り返りながら、ゴールへ向かって粘り強く取り組んでいくことが求められます。

過去の記事でも「目標設定」「やり抜く力」については散々書いてきたので、さすがにあきあきされていると思います。そこで、本記事では若干角度を変えまして「努力が実って成果が出たときの正しい受け止め方」を話題とします。

本題に入る前に確認です。「成果」と一口で言っても大きさは様々です。本日話題とするのは、「人生の最終ゴール」のような壮大なものではなく、そこそこ大きなゴールに向かっている途中に訪れる「小さな成果」のことを指していますので、「大金持ちになりたい。」とか「大統領になりたい。」というゴールを設定している方の力にはなれないかもしれませんのでご了承ください。

▶小さな「成果」とは。

手前味噌で申し訳ないのですが、我が学級の総合の取組を例としてあげさせてください。

これも何度も紹介してきているので、「たこ」になっている方もいらっしゃると思いますが、我が学級は「写真を通して地域の良さを伝えたい!」という願いをもって活動をしています。

子どもたち一人ひとりが「自分の担当」を決めて活動をしているのですが、その中に「広報」という役割があります。

ざっくり言うと、みなさんのご想像の通り、「写真展、開催するよ!」ということをより多くの人に伝えるための宣伝活動を担当しています。

その活動の1つとして、「新聞やテレビのような媒体を使って宣伝しよう!」という作戦を立てました。新聞社やテレビ局の電話番号を調べ、電話をかけまくり、逆取材交渉をしてついに「記事」となって僕たちの活動が情報発信されるという立派な「成果」をあげることができたのです!

そして、ここが人生の分かれ道!

この「成果」をどのように捉えるかで次の一手が変わってきます!

では、より詳しい解説をどうぞ。

▶正しい「成果」の捉え方とは。

このような「小さな成果」を得ることは、それほど難しいことではありません。むしろ、自分で「成果である!」と捉えないと、「まだまだこれから。」と思ってしまうこともあるのではないでしょうか。

実は、そこに落とし穴が潜んでいるのです!

大切なことは、

「努力したことによる『成果』に大きさは関係ない。」

ということをしっかりと心に留めておきましょう。その上で、

「努力の『成果』をちゃんと捉える。」

ことを意識しなければなりません。

「成果」の大小にかかわらず、大いに調子に乗ろうではありませんか。

「自分の努力が1つ報われた!」

と、捉えて大いに喜び、自分を称えましょう!

そして、ここからがさらに大切です。もしも、

「今回の『成果』はたまたまだ!」

とか、

「僕が目指しているのは、こんな小さな『成果』ではない!」

と、イケメンを装ってしまうのならただちに鏡を見てください!! しっかりと自分の立ち位置を確認するべきです!!

もちろん、

「『成果』に対して調子に乗ったり、安心しすぎたりすると努力が継続しなくなる。」

という残念な結果も証明されています。

しかし、この記事を読んでいるあなたは、こんな「やわ」な精神力ではないはずです。一旦は我を忘れる位はしゃいで、さっと切り替えて、努力を継続するのです!!

さらに、もっと危ない「成果」の捉え方を紹介しておきます。それは、

「あわわ・・・。こんなに上手くいっちゃってどうしよう!」

とか、

「これは事件だ。次はもっと大変になるに違いない!」

といった、ネガティブキャッチは絶対におすすめしません。

こんな偉そうに書いている僕自身は、結構こういうタイプ。「こんなに成果だしちゃっていいのかな?」とか「やばい!次はもっと成果出さないと!」とだめだめ思考の持ち主です。実は。

自分で言うのもなんですが、このような思考は、自分の可能性にふたをしてしまいます。絶対にやめた方がいいと誰か僕に言ってあげてください。

これは、俗に言う「固定的マインドセット」の人が、持ち合わせている思考ですね。#マインドセット学級経営#毎度紹介していてすみません。

このような思考が少しでも頭の中を駆け抜けてしまう方は、「小さな成果」をおおいに喜びましょう! そして、「頑張ったかいがあった!」と自分の努力を大げさに褒めてあげようではないですか!!

▶まとめ。

本記事では、「成果は大きさではない!」という内容をまとめました。

「成果」は、チャレンジと表裏一体です。「成果」が出た時点で、あなたは前に進んでいるし、成長しているのです。最後は、なんだか自分自身に言い聞かせているような内容になってしまいましたが、これだけは言わせてください。

誰かに称賛されることを期待するのではなく、自分自身の成果に目を向けましょう。そして、日々の「小さな成果」をすかさずキャッチして、子どもの天狗くらいのバランスを保ちながら、こつこつと目標へ向かっていきましょう!!

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