「人助け」は、結局だれのためなのか。
「頼み事」が苦手なJUNです。
そんな気持ちがこじれて、こんな記事も書きました。
「頼み事ってのは、仲間を増やす究極のツールだよ!」という内容です。
立場を変えると、「人助けをすると、助けてあげた人に対して好感をもつ」ということ。だから、「頼み事ってのはWinWinの関係性をつくりだす」というカラクリなのです。
そんな記事を書きながら、「あれ?じゃあ、人助けって誰のためなの?」という疑問がふつふつとわいてきたのです。
だって、「人助けは自分のためにもなる」のですから、「自分のために人を助けよう」となってもおかしくない。
ということは、「誰かの役に立ちたいという気持ちは、自分のための行動なのか?」
とまぁ、こんなことを考え始めたもんだから収拾つかなくなり、ある本に頼ったのです。
そこで、見つけた情報をシェアしますので、「答え」になるかどうかは分かりませんが、続きを読んでみてくださいね。
▼「人助け」は誰のためなのか?
#GIVE&TAKEを読んでいくと、おもしろい情報がのっていました。
ほぼ40年をかけて「与える」というテーマで意見を戦わせた心理学者がいたのです。
その論争の核心部分は、「与えるという決断は、『利他的なもの』なのか『利己的なもの』なのか」ということ。
まさに、「人助けは、その人のためか、自分のためか」という疑問の答えとなるような戦いです。
その話し合いは、膠着状態となったようですが、白黒はっきりつければいいってものばかりではありませんからね。
確かなのは、「与えるときはたいてい相手に得をさせたいという欲求と、自分自身も得をしたいという欲求が複雑に混ざり合っている」という結論。
まさに、「グレー!」が答えなのでしょう。
オンライン百科事典ウィキペディアが、よい例です。
ウィキペディアの執筆って、ボランティアで収入を目的として執筆している人はいないのです。
聞くところによると、記事内容の正確さをチェックするボランティアも任意で立ちあがっているとかいないとか。
ウィキペディアができたてほやほやの頃、誰もが「ボランティアでそこまで書き込む人なんていないでしょ。」という懐疑的なものでした。
しかし、今となっては、分からないことの頼みの綱的な存在になるまで市民権を得ています。
ここが、人間のおもしろさですよね。
人間は、いつも損得とか合理性で動いているものではありません。
ウィキペディアに書き込んでいる人に対する調査では、書き込んでいる理由として「書くことが楽しい」という理由に加え、「情報は無料であるべきだと考えているから」というものでした。
しかし、このラフな理由だけで、あそこまで役立つウェブサイトにはならないでしょう。ウィキペディアボランティアさんの心の奥底には、
「自分が楽しんで書いたことが、他の人の利益になる。」
という他者志向が存在しているのです。
そして、この他者志向こそ、「人助け」の根幹を担っているのです。
目の前に「人」がいるかいないかは関係なく、僕たち人間は、「自分の力を誰かのために使いたい」という欲求があるのでしょう。
そんな気持ちが満たされるからこそ、自分の利益追求だけでなく、一文の得にもならない「人助け」に心血を注ぐのです。
▼まとめ。
本記事では、「やっぱり人助けは自分助け!」という内容をまとめました。
極論、「人助け」の目的はどうであれ、実際に行動に移すことがなによりも大切。
その「行動」が誰かを救う結果につながると、スタート地点では思いもしなかった「幸福感」に包まれることは間違いありません。
やはり、ポイントは「行動」に移すこと。
ぜひとも、心がけて「人助け」していこうではありませんか。
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