【勉強法】「むずかしい問題」は逃げるが勝ち
正しい勉強法コレクターのJUNです。
子どもたちに学ぶことを好きになってもらうためには、とにかく「できた!」という経験を積み重ねないといけません。
しかし、そこにむずかしさを感じるのは、
「『学び』の本当のおもしろさは、『分からない』を実感すること」
であり、
「『学び』のおもしろさの実感は、それなりに時間がかかる」
ということ。
一問一答ですっきるするような問題や検索して得られた知識をどれだけ集めても「学びの楽しさ」には行きつくことはできないのです。
そんな「学びの楽しさ」を実感できるかできないかの判断基準となるのは、「簡単に解けない問題」にぶち当たったとき。
残念なことに学校で教えている勉強が役立たないと言われているのは、社会人となったときに課される問題解決が「簡単に解けない問題である」からでしょう。
学校では、なかなか教えてくれませんからね。
そして、そんな「簡単に解けない問題」に対する向き合い方も、ほとんど教えてくれません。
そんな子どもたちに教えてあげたい、問題との向き合い方を1つだけ紹介します。
テストにも使えますし、人生という難題にも応用できますので、ぜひともシェアしてあげてくださいね。
▼「むずかしい問題」からは、いったん逃げるが勝ち
世の中に存在する「価値のある問題」は、ほとんどが「簡単に解けない問題」です。
ということは、参考書や回答がないということであり、ヒントは点在しているものの、時代やタイミングによって正解は異なってくる。
しかし、あなたなりの正解を導きたいのなら、確実に言えることは「考えることを諦めてはいけない」ということ。
やはり、試行錯誤してこそ解決の糸口がつかめるのです。
しかし、「考えること」のむずかしさは、「考えれば考えただけ答えが出てくるとは限らない」ということ。
「この問題は〇時間考えれば正解が分かります」という確証があれば、これほど簡単なことはありません。
だからこそ、先の見えない問題にぶち当たった時、人間は頭を抱えがちになってしまうでしょう。
こんな頭を抱える状況におちいったときにおすすめなのは、
「いったん考えることから逃げてみる」
という方法。
「あれ?さっきは考え続けろっていったじゃん!」と矛盾に気づかれるかと思いますが、実は矛盾していないのです。
人間は、「無意識の力」を発揮することができる生き物。
「さぁ、これを考えるぞ!」と決めて臨んでも、「考えることの3分の2から2分の1は、別のことを考えてしまっている」と言われるほど、「今」に集中できないという特性をもっている。
だからこそ、この「意識しないで考えている」という状態を使って、「むずかしい問題の糸口を見つけよう」というのが本記事の提案なのです。
▼「集中モード」と「拡散モード」
「考えることに煮詰まったら散歩に出かける」
「アイデアを思い付いたのはシャワー中だった!」
なんて聞いたことありませんか?
偉人の習性コレクターでもあるぼく調べによれば、「散歩」を日課にしているアイデアの人って結構多いのです。
その理由は、「いくら考える力があっても、考え続ければ答えが出るってもんじゃない。」と知っていたからでしょう。
科学的に確認されているのは、
「人間が考えるということは『集中モード』と『拡散モード』がある」
ということ。
「集中モード」の説明は不要でしょう。「拡散モード」というのは、いわゆるぼ~っとしたり、リラックスして思考を遊ばせている状態。
実は、この思考を遊ばせている状態でも人間の脳は動き続け、ありとあらゆる可能性を探っているのです。
そんな「拡散モード」で生まれるのが「そうか!」という”アハ体験”。
この”アハ体験”こそ、「むずかしい問題」を解決するカギなのです。
先ほど、「考えることから逃げる」と表現しましたが、解決したいと思っていることを思考の外側へ押し出すことはできません。
だからこそ、「むずかしい問題」を解決するきっかけをつくるためには、
「その問題に対して、ぐっと集中して『集中モード』を発揮し、煮詰まってきたらいったん気分転換。『拡散モード』に切り替える」
という方法が、助けになるのです。
あとは、思いついたアイデアを愚直に実行していく。
ここが意外と大切で、試していないにもかかわらず、解決できないと悩んでいても始まりませんからね。
▼まとめ
本記事では、「むずかしい問題に思い悩んだら、いったん逃げてみよう」という内容をまとめました。
このテクニックは、勉強にも使えます。
「むずかしい問題にぶち当たって解き方が分からないときは、別の問題に取りかかるんだよ。」
なんてアドバイスされた経験はありませんか?
この勉強法がまさに「拡散モード式」なのです。
別の問題に取り組んでいるときも、思考の片隅では「むずかしい問題」を考えているというレベルが高い方法。
ぜひぜひ、こんなテクニックを駆使して「むずかしい問題」へのチャレンジを楽しんでくださいね!
ちなみに、勉強効率を上げたいのであれば、こんなテクニックもあります。
ぜひとも、子どもさんにシェアしてあげてくださいね!
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