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【子育て】子どもに教えてあげたい「自律」とは。

一人暮らしに人並み以上の「あこがれ」があったJUNです!

大学2年生のときから念願の一人暮らしになったのですが、初めた当初は、「不便さ」も「面倒」という感情さへ嬉しかったような気がします。

本日は、そんな話題。

小学校でも高学年になると、先生の口から「自律」という言葉が聞かれるようになるかもしれません。僕自身もそうだったように、親御さんから「あなたももう子どもじゃないんだから自律してうんぬんかんぬん。」と言われる機会があるかもしれません。

確かに、「自律」しているということは「大人」な感じがしますからね。しかし、何事もそうですが「分かっていること」と「実際の行動」は、結び付くとは限りません。そこで、「自律」していく過程での心構え的な記事を書きましたので、ぜひ、子育ての中の親御さんや先生方など、子どもさんと向き合っている大人に読んでいただけたらと思います。

▶「自律」するために必要なこと。

まずは、前提の話になります。

「自律」とは、どんな状態なのよ? というところを共通認識しておきましょう。この記事でいうところの「自律」とは、

「自由気ままを抑えたり、自分の規範に従って自分のことは自分でやっていくこと。」

を意味しています。

このように文章化すると、なんとも学校生活で頼りにされるお子さん像が浮かんできますね。だからこそ、先生方は「自律した子ども」を求めるのでしょう。

しかし、求めていても生まれてくるとは限りません。ここで、大人の働きかけというか、心もちが大切になってくるのです。

どういうことかというと、

「自律性の形成は、外部からの情報を取り入れた先にある。」

ということなのです。

?ですか? もう少し詳しく言うと、

「自律性を形成するには、様々な事柄にどのように対処すべきかということを教えてもらう必要がある。」

ということなのです。

だれが教えるのか? そうです! 大切なことは、

「『自律しなさい!』といくら言い聞かせてもその方法が分からないと自律できない。」

ということなのです。必要なことは、大人から考えて、

「子どもに『一人でできてほしい。』という願いがあるのでされば、その方法を伝授する過程が必要不可欠である!」

ということです。

そうやって、子どもたちが一つずつ「自律」の階段をのぼっていくのです!

▶「自律」に隠された難しさ。

さて、「自律」について大人がかかわることが必要だと書いてきましたが、「なぜ、子どもは一人で勝手に『自律』していってくれない。」のでしょうか?

実は、ここに「自律」の難しさがあります。ざっくり言うと、

「『自律』とは、『自分が心からやりたいこと。』じゃないことにも挑戦しようとする『自己コントロール能力』が必要になるから。」

なのです!

何となく分かりますか?

この世の中において、最も効率が良い学びは、「自分からやりたい。」と願って行動することですよね。しかし、「自律」の中には、

「進んでやりたいとは思わないけど、やらないといけない。」

という部分が潜んでいます。

そして、それができるようになったとき、「自律」実現姿に大きく近づくことができるのです。

だからこそ難しい。

学級の中にも、「自分がすべきこと。」をどんどんこなしていくお子さんがいます。じゃあ、「自律」しているのかというとまた話は違ってくるのです。もちろん、「自律心」が高い傾向にあるとは言えますよね。しかし、学校で見ることができる「自律」とご家庭で求める「自律」とでは、「行動」が違ってきます。

しかし、共通する視点で見るとするならば、

「気持ちの面ではそれほど進んでしたいことではないけれど、『自分のため』、『みんなのため』を思って行動している。」

という視点は、「自律心」の表れなのです!!

▶まとめ。

本記事では、「『自律』の鍵は、『自己コントロール力』!!」という内容をまとめました。

こんな僕でさえ、親からの働きかけが全くなくなった空間で長年生き延びたのですから、「環境の力により自律した。」サンプル例だといっても良いでしょう。

そのような半強制的に「自律」したのですが、そこには「一人暮らしへのあこがれ。」が強く関係していると自分では思っています。

「不便さ」や「面倒」を乗り越えてまで「一人暮らしがしたい。」と思っていた訳ですから、自分の目的を達成するために、心の奥底に眠っていた「自律心」が引っ張り出されたのでしょう。

「自律」までの過程は、人それぞれですが、いつしか「自律」するのが子どもさんです。ぜひとも、学校でも家庭でも「自律心」を刺激し、「自律」できるよう支えてあげてくださいね!!

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