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「予習」「復習」の本当の効果とは。

テストが近づくにつれて、それまでのやる気が急速になくなってしまうJUNです。

復習に取り組むのは、自分で言うのも何ですが素晴らしい習慣だったと思います。しかし、僕の最大の欠点は、めちゃくちゃ早くから準備した分、次第にやる気がなくなっていく、反比例モチベーション。まぁ、簡単に言うと「油断」ってやつですね。

本日は、そんな話題。

昔から、先生や親御さんから、「予習・復習は大切だよ!」と言われませんでしたか? 当時は、「そりゃ、勉強しないよりはした方がいいよね。」と漠然と聞き流していたのですが、実は、本当に有効だったという内容をまとめました。

目の前のお子様に勉強を勧める際、本記事の内容をさらっと付け加えて促すことで子どものやる気はうなぎ上り! かもしれません。

▶予習・復習のメリットとは。

さて、予習・復習の良さについて書いていきますが、無駄に長く説明していますので、お子様に説明するときは「端的」にすることをおすすめします。

結論から言うと、メリットとは、

「反復学習!」

にあるのです。そうですね。そう、驚くような結論でもないことは重々承知した上でのことです。

単純に、「予習」して「授業」を受け、「復習」をするという流れを忠実に実行すると、同じテーマについての学習を3回行っていることになりますよね! だからこそ、学習内容が深い理解につながるのです!

「何も3回にわけてやらなくても、集中して何度も反復練習をすれば、1回ですむじゃないか。こんちくしょう。」

という反論もあると思います。

しかし、この3回という回数が重要なわけではないんですね。何が効果的なのかというと、

「時間が経過して、記憶があやふやになったときに改めて学習をする。」

ということに価値があるのです。

言い方を変えると、

「一度学習したことを忘れかけた時に、思い出しながら学習をする。」

という行為に価値があるということです。

だから、

「集中して一気に反復練習。」

という学習方法は、おすすめしません。「明日は、漢字テストだから覚えるまで漢字を書くぞ!」と目標を立てて、利き手が真っ黒になるまで反復練習をする方法は、その場しのぎにはなりますが、使える知識として定着することは難しいでしょう。

よくありませんか? 何度も練習しているうちに、次に出てくる漢字を覚えてしまっているということ。それは、漢字の意味や用法を覚えているというよりは、漢字テストの順番を覚えてしまっていますよね。

だからこそ、本当に使える知識として習得するには、反復練習は必要不可欠なのですが、適度に時間を空けて学習する必要があるのです。

そう考えると、「予習」「授業」「復習」という流れの効果が見えてきますよね。

「時間をおいて、忘れた頃に再び思い出す。」

という学習の流れこそ、「深い学び」につながるのです。

▶「深い学習」につながるおすすめ勉強法。

ここまで、「時間をおいて学習する」効果について説明をしてきましたが、本当に時間がない人のために、なんと、

「一気学習でも時間をあけた反復学習くらいの効果を発揮する勉強法。」

を紹介します。それは、

「『自分式まとめ』勉強法。」

です。

簡単に説明します。

この勉強法は、学んだことを「自分の言葉でまとめ直す」という学習方法です。小学校でも、授業の最後に「まとめ」を書くことが多いと思います。

そもそも、「なぜ、まとめを書くのか?」ということを考えたことはありましたか。多くの場合、その理由として2つあり、

①その授業で、子どもが何を理解したのかをみとる。(教師側)
②子ども自身が、「自分の学び」を振り返る。(子ども側)

というメリットがあります。

子どもにとっては、②の「自分の学びを振り返る」という学習が大きな価値となります。これは、子どもだけではありません。きっと、多くの方に経験があると思いますが、教えてもらったことを「自分の言葉」でまとめ直すと、

「あれっ、これってどういう意味だったっけ?」

と、あやふやな部分が明確になることがあるでしょう。そして、その部分を自分なりに調べてまとめを完成させますよね。まさに、この行為こそが非常に価値がある学びなのです。

よく、言われているのが、「学んだ内容を他者に説明することは効果的」ということも、この学び方の1つですね。

このように、授業内容を自分なりに筋が通るようにまとめ直すということは、反復練習をするくらいの学習効果を発揮することが分かっていますので、ぜひとも子どもさんにアドバイスしてあげましょう。#深い学びの科学

▶まとめ。

本記事では、「自分の学びは自分でつくる!」という内容をまとめました。

一番やっかいなのは、「学んだつもり」という思い上がりですね。インプットしたからと言って、全て理解しているとは言えません。それをアウトプットしたときにこそ、自分が「分かっていること」と「分かっていないこと」がはっきりします。

だからこそ、反復練習が効果的なのですが、子どもたちにとっては「反復練習」はあまり好感触ではないかもしれません。だからこそ、予習・復習をおすすめします。

ちなみに、予習は「学校の授業で活躍できるチャンスを広げる」というおまけもついています。予習のおかげで学校での無双チャンスをゲットできるかもしれません。ぜひとも、予習・復習をすすめてあげてくださいね!!


音声での復習も効果的ですよ!



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