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「課題」をもったとき、あなたは人生の主人公になる

ぼくの学校では、子どもをサポートしていく指針として2つのゴールを設定しています。

1つ目は、「問いをもてる子ども」
2つ目に、「自分の学びを振り返ることができる子ども」

この2つのサイクルを繰り返すことによって、自分の人生をたくましく切り開き、充実した毎日を送ってほしいという願いが込められています。

「先生」という立場になると、「目の前の子どもたちに力をつけたい!」とか「幸せな人生を送ってほしい!」という願いをもつでしょう。

しかし、「じゃあ、具体的にどのような力を伸ばせば、その願いが実現するのか?」と問われたら、今までのぼくは明確な答えは出せませんでした。

そんな学校が抱える、というか個人的に抱える課題になんとか答えを出そうと、noteにこつこつと記事を更新してきました。

その集大成が、ぼくの学校の目標である、「問いをもつ力」と「自分の学びを振り返る力」に込めさせてもらっているのです。

というのも、この2つの力は、絶対×100、子どもたちの成長にとって不可欠だからです。

便利さとか豊かさという視点の幸福度は頭打ちになり、「自分らしく生きる」なんて抽象的なことが幸福度を判断する基準として台頭してきています。

様々な実験でも、「幸福度を上げるにはコントロール感が大切だ!」と報告されています。

だからこそ、「自分の人生は自分で選択し、自分でコントロールしていく!」という意識を育てるような学校時代にすべきだと思うのです。

そういえば、こんな記事も書いてました。

ちょうど一年前も、同じようなことを考えていた自分にびっくりですが、一年前のぼくと違うのは、「どうしたら主人公になれるの?」という問いに答えられるようになっているということ。

そう、「人生の主人公になるためには問いをもつ力」が必要だったのです。

その理由を次章で解説していきますね。

▼「課題」をもったとき、あなたは「人生の主人公」となる

「問いをもつこと」すなわち「自分で課題を見付ける」ということは、人生において必要不可欠です。

#生命科学的思考には、飢餓や貧困、気候変動のような環境問題、日本が抱える超高齢化社会、個人的なキャリアや人間関係のような様々な「課題」についてこのように解説されています。

「これらの課題は、一見もとからそこに横たわっていて自然発生したかのように見えますが、実際はそうではありません。(中略)それが解決された状態を私たちが主観的に望むことで初めて課題として存在するものです。」

小学校で授業をしていると「問いをもつ力」に大きな差を感じます。

幼い頃は「なんでなんで?」と様々なことに好奇心をもち、気軽に「問い」をもっているのが子どもらしさなんて言われますよね。

しかし、そんな子どもらしさが高学年になるほど見られなくなってしまうとは思いませんか?

ぼくたち大人に関していえば、分からないことさえも分からないまま生活している。

「技術のブラックボックス化」なんて言われていましたが、スマホのしくみは知らなくてもスマホを使いこなることができる。

これがわるいという訳ではないのです。

子ども時代の「なんでなんで?」を全ての場面で発揮していたら、それこそ生きずらい大人になるでしょう。

ただ、「与えられることに慣れすぎてもよくない」と思うのです。

人間は、大人になる過程で自分の人生を選択し、詳しくなる分野とあまり考えずに使いこなす分野に分かれていく。

その興味・関心が違うからこそ、「全人口の90%がスマホ開発に関わっています」なんてことにならないのです。

ただ、自分の居場所が決まり、自分のカテゴリが決まり、自分の人生の方向性が決まると、とたんに「問いをもつ」という能力を発揮しなくなってしまうのはちょっともったいない。

なぜなら、繰り返しになりますが、

「問いをもつということは、その課題が解決した未来に行きたい!」という気持ちの表れであり、その道を目指すと決めたのはあなただから。

そして、そんな道を目指すあなたこと、その道の「主人公」なのです。

かなりショートカットしてまとめると、

「課題をもった瞬間にあなたは主体的な人生を歩むスタート地点に立った」

ということ。

あとは、自分の学びを振り返りながらゴールを目指すだけ。

もちろん、自分で考えた方法で構いません。

なんといっても、人生の主人公はあなたなのですから。

▼まとめ

本記事では、「課題をもった瞬間からあなたは主人公だよ!」という内容をまとめました。

ぜひぜひ、「なんでなんで期」をないがしろにせず、子どもさんが自分の人生を生きることができるようサポートしてあげてくださいね。



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