【勉強法】勉強をできなくさせる「決めつけ」の力
先日、こんな記事を書きました。
記憶力の違いは、「限界突破するために思考錯誤するかどうかだった」という結末なのですが、この「試行錯誤できるかどうか」って、勉強だけでなくありとあらゆることにおいて上達のカギとなってくるのです。
要するに、「三日坊主で終わるのか、どんどん上達していくのか」という分かれ道は、才能とか能力といった綺麗ごとではなく粘り強さだということ。
もちろん、向き不向きはあるにしろ、そんなもの三日やそこら取り組んだところで判断つかないのです。
「天は二物を与えず」なんて言いますが、いやいや、巷を見回してみると、二物も三物ももっている人っていますよね。
多才だね~なんて評価される人は、もしかしたら根底に「粘り強さ」という資質が育っていて、自分が納得するまで徹底的に練習をするというポリシーが「多才」をつくりあげているかもしれないのです。
本日は、「才能」の話かと思いきや、むしろ逆。
「才能の開花を邪魔するステレオタイプ(思い込み)」の話題となっております。
きっと、多くの子どもたちにも当てはまることだと思いますので、ぜひとも読んでみてくださいね。
▼「ステレオタイプ」の驚くべき効果とは
学校で子どもたちに勉強を教えていると、必ず聞かれるのは、「苦手」、「できない」、「難しい」というネガティブワード。
実は、このネガティブワードを頻繁に使っていること自体、自分自身を「勉強ができないキャラ」に仕立て上げているかもしれないのです。
というのも、人間の「思い込み」というのは、思っている以上に強い効果を発揮します。
例えば、世界的に広がっている「女子は男子に比べて数学が苦手」というステレオタイプ。
みなさんも何となく、理系は男子が多いなんてイメージ、ありませんか?
こんなステレオタイプが広がった結果、「テスト用紙に性別を書く欄があると、女子の成績が男子を43%も下回る」なんて結果になったのです。
おもしろいことに、同じテストを「数学テスト」ではなく「問題解決テスト」というように名称を変えたところ、「成績の男女差がなくなった」というのですから、どれだけステレオタイプが影響していたのかが分かりますよね。
#OPTIONB
▼「ステレオタイプ」の影響から脱する簡単な方法
ここまで「自分が作り上げたステレオタイプによって、ネガティブキャラになってしまう」なんて内容を書いてきました。
先生や親御さんとしては、目の前の子どもたちが自分の能力に縛りをかけてほしくはありませんよね。
そんな能力の縛りを一気に開放するとっておきの方法があるので紹介します。
まずは、前提として、「自分の力を信じる」という気持ちはもっておかないと話になりません。
何事も気持ちが大事!
「自分の能力は、自分の努力によって必ず伸びる」という「マインドセット」をもつことが何よりも大切です。
そんな「柔軟なマインドセット」をもち合わせた上で、もう1つ、心に留めておきたいキーワードを紹介します。
それが、「まだ」という言葉。
「『まだ』できないけれど、きっと努力すればできるようになる。」
というように、自分の思い通りにいかなかったことがあったのであれば、「自分はできない」とネガティブなレッテルを貼るのではなく、「まだ、できないんだ。でも、必ずできるようになる!」と自分自身に言い聞かせることがめちゃくちゃ大切になってきます。
ぜひとも子どもさんにシェアしてあげてくださいね。
▼まとめ
本記事では、「ステレオタイプから脱して自分の能力を伸ばす方法」を紹介しました。
他にも、勉強のテクニックというのは、いくつもあります。
そんな星の数ほどあるテクニックから、「これは使える!」というものをこちらの記事にまとめました。
ぜひとも、読んでみてくださいね!
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